『鎖』に登場する日下部家九代目当主・飛炎(右)と十代目当主・環(左)。私最愛の息子と娘です。
時期としては、飛炎と環が両思いになった直後ということで。
全般的にかなりラブラブ状態なため、そういうのが苦手な方はやめた方がいいかもしれません(^_^;)
そうじゃない方も、歯が浮かないように御注意下さい(笑)。書いてる私はすごく楽しかったんですが
(おい) 本来100の質問ですが、ここでは50問まで使わせていただいてます。
飛:日下部 紫苑。今は当主名だけど、ほんとの名前は飛炎。
環:日下部 環と申します。
飛:みりゃ分かるだろ(笑)。俺が男。
環:女です。
飛:一本気。
環:おっとりしてる、って言われます。
飛:基本的にトロいな(笑)。それでも腕は確かだし、状況判断に長けてる。頼りないってわけじゃあないん
だぜ。むしろ俺は一番頼りにしてる。
環:家と討伐先とでは全然違います。家にいるときは軽口ばっかり叩いて、よくからかわれるんですけど…討
伐先ではすっごく厳しいんですよ。
飛:俺が討伐行って帰ってきたら、濡れ縁でめそめそ泣いてるちっこいやつがいた。それがこいつ(笑)。
環:だって…あの時は一人きりですっごく心細かったんだもの。彼ったら酷いんですよ。泣いてる私の髪の毛
ひっぱった挙句、泣き虫ー、だなんて言って。
飛:その後そんなことあったっけ?忘れちまったな。
環:もう。
飛:よく泣くなーって(笑)。
環:当主様って聞いてたから、すっごく大きくて怖い人だと思ってたんです。だから、三月しか違わなくて、私
の髪の毛を引っ張るような人が当主様だなんて思いませんでした。
飛:…褒めてないな、それ。
環:あなただって褒めてないじゃない、もう。第一印象の話でしょ。
飛:い、いきなりそういう質問が来るか…。ええとそうだなー、一緒にいてくれるだけで安心する。ぼーっとして
るようで、俺が駄目な時はきちんと補佐してくれる。そんな…とこかなあ。うん(照)。
環:え、えーと…何か、面と向かってると照れちゃいますね。当主としても勿論優れていますし、私なんか到底真
似できないくらいに責任感が強いんです。彼みたいに強い人になれたら、って思います。
飛:嫌いなとこ?そんなもんねえよ。
環:ええ、ないです。
飛:考えたことねえけど、まあ、いいんじゃねえの?
環:いいと思いますよ。
飛:何で…って名前だよな。
環:ええ。名前です。でも、彼は私が家に来た時は既に当主名の『紫苑』でしたから。本当の名前で呼んだのは一
度きりです。
飛:名前以外になんかあるか?あ、俺は当主名じゃなくてほんとの名前がいいかな。
環:そうですね…それ以外には特に。
飛:陽だまりでぼへーっとしてる猫(笑)。
環:もう、何よそれ(膨)。そうですね…虎かしら?
飛:俺、そんな風に見えるか?
環:強くて、誰の手も借りないところが。何となく虎っぽいかなって。
14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
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飛:何かなー。俺、女に何かあげたことなんかねえからさ。女が欲しがるものなんかわかんねえな。お前、何が
欲しい?
環:え、そんな急に言われても…えぇと。櫛…とか。
飛:ああ、お前髪長いもんな。よし、俺が起き上がれるうちに都行って買って来るか。お前一緒に来いよ、好き
なの選べ。
環:え…ほんと?(赤面)
環:そ、そっちこそ何がいいの?
飛:うーん、何だろ?そうだな。お前が炊事上手なら、いっぺんくらい惚れた女が作るメシってやつを食ってみ
たかったんだけどなあ(笑)。
環:不器用で悪うございましたね(膨)。じゃあ樹に作ってもらったらいいじゃない。息子が作る御飯も、そう
そう食べられるものじゃないでしょ。
飛:…複雑なんだよなあ、その辺の心境は(遠い目)。
飛:ちょっとぼーっとしてるところがあるから、直せよって思う。命取りになるだろ、戦場だと。
環:もう。確かに昔はそうだったかもしれないけど、下の子たちが来てからはそんなにぼーっとしてません
(膨)。…家ではもしかすると、ぼーっとしてるかもしれないけど…。ええと、彼は辛い時も絶対に弱音を
吐かないんです。でも、たまには弱音くらい吐いてほしいなって思います。じゃないと、何だか少し心配に
なってしまうから。
飛:そんなみっともない真似できるかよ。
環:私はみっともないなんて思わない。普段あれだけ頑張ってるんだもの。
飛:……そうかよ、分かったよ(照)。
飛:ない…と思うぞ。
環:髪の毛をかきあげる仕草が多いみたいです。
飛:髪の毛の先っぽ、よくいじってるぞ。
環:え、そう?!やだな…気が付かなかった。そっちこそ、照れた時にほっぺた掻いてるわよ。
飛:え…俺、そんなことしてるか?(ほっぺたを掻く)
環:ほら。
飛:あ…。
> 19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
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20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
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飛:初陣の時ぴーぴー泣いてたのを蒸しっ返されると怒る(笑)。あと、からかっても怒るな。
環:当たり前でしょ!あんまりからかわないでよね(膨)。さっきも言いましたけど、私はよく討伐先でぼーっ
としてるって怒られました。
飛:どこまでって…いやそのまあ、なんだ。どっちにしろ俺達、何をどうこうできる体じゃねえから。何もない
よ。一緒に朝まで過ごしたことはあったけどな。
環:…うん(赤面)。
飛:でーと?ああ逢引か、まあそういう色気のある状況じゃなかったけど、初めて二人きりになったのは天女の
小宮だよな。俺が八ヶ月でお前が五ヶ月の時の。
環:うん。あの時は、沙穂姉様が隼斗の指南をしてくださっていたので、討伐に行ったのは私と彼だけだったん
です。
飛:雰囲気って言われてもなあ、えーと。あの時、俺は交神を次の月にしようって決めてたんだよな。でもこい
つのことが気になってて。俺の中でケジメつけるために、交神するって伝えた。そんだけ。
環:それまでは、彼からは怒られたりからかわれることがほとんどだったので…急に優しく見つめられたから、
動転しちゃいました。交神のことは…当時は、結構動揺したし…辛かったです。沙穂姉様に相談して吹っ切
れて、二度目の交神の時はもうそんなことなかったんですけど。
飛:お互い、随分遠回りしたよなあ(苦笑)。
飛:…だから。何も進んでねえって。話してたらこいつが急に茹蛸みたいになっちまって、何か照れくさいから
そのまま俺が見張り。こいつは寝た。
環:だって、動転してたんだもの…中々寝付けませんでした。
飛:行くも何も…討伐ばっかだったよな?もうちょっと気の利いたとこに行ってみてもよかったなあ。
環:別にいいのよ。色々忙しかったものね。ふふ。
飛:誕生日?ふーん、生まれた日って祝うもんなんだ。じゃあ俺ら一回しかできねえな、それ。
環:毎月やってたら大変だしね、何人も家族がいるんだし。
飛:………。俺だよ俺(照)。もういいだろ、はい次。
環:それまで、私言い出せなかったんですよ。だから彼がそう言ってくれたのが、夢みたいでした。
飛:……。まあ、その。好きだよ。うん。
環:ど…どれくらい、って言われても…。好きですけど、ええと…(赤面)。
飛:だっ!だから!そういう質問はだな…いやその、愛…してるよ(ごにょごにょ)。ああもう、次!次!(赤面)
環:(赤面)……は、はい。私も…ああ駄目です、ごめんなさいちょっと待って…(湯気)
(二人とも茹ってしまったのでしばし中断)
飛:そ、そう言うのは特にないな。
環:う、うん…私も特にないです。
飛:え?いや、そりゃあねえな。絶対。それでなくとも、こいつそんなに器用じゃねえし。
環:も、もう…(赤面)。でも彼はほんとに一本気な人なので。浮気とか、そういう筋が通っていないものはす
ごく嫌うから…私も、そういうのはないと思います。
飛:今こいつが言ってたけど、浮気なんてケジメのつかねえこと、俺は嫌いだね。
環:私も…嫌いです。
飛:結構ありそうだよな、お前(笑)。鈍くさいし。化粧とか髪とかに手間取ってさあ?それで、急いでたら道
間違えたー、とかいって半ベソかいてたりとか。まあ、どうせそんなところだろうから気長に待ってるよ。
環:もう!私、そんなことしません!(膨)そうですね、私だったらまず連絡を取ろうとすると思います。それ
で、待ってます。…彼は約束に遅れる、みたいなことも嫌いなので、むしろ早目に来てしまうと思いますけ
ど。
飛:かっ!体ってお前その(照)。えーと。髪の毛かな。真っ直ぐでさらさらしてるから。…うん。
環:な、何か直接的すぎる質問で困るわ…(照)腕、かしら。拳法家だから、腕たくましいんですよ。
飛:なんか、どんどんおかしい方向にきてるぞ、質問が…。色っぽいっていうか、ドキっとするのはこっちが何
気なく言ったことににこーって笑って答える時かな?
環:いつも軽口ばっかり叩いてからかうから。たまに優しくされるとドキってします。
飛:二人でいる場合か。そうだなー、今は何気なく視線があったりしたときかな。ドキ、っていうのと違うけど
ちょっと嬉しい。
環:う…うん(照)。
飛:お互い嘘はすげーへたくそだよな(笑)。
環:ほんと、もう少し器用になりたいです(苦笑)。でも、彼には嘘をつきたくありません。
飛:…俺だってつきたくねえよ。
飛:何もしてない時だよな。
環:ええ。普段は討伐ばかりだったから。何もしないで、二人でいられたらそれが一番幸せです。
飛:あったっけ?
環:あったでしょ!私が小さい頃なんか、頻繁に泣かしてたくせに。もう。
飛:そうだっけ?何だったっけ。
環:私の玩具を取り上げたり隠したり、髪の毛引っ張ったり…いわゆる『男の子が女の子に出すちょっかい』です。
飛:…忘れた。
環:ほんとに?(じー)
飛:……(目をそらす)。
飛:どうしてたっけ、そういう時。
環:大体私が父様に泣きついて、沙穂姉様や残月兄様からあなたが叱られて…ばつが悪そうに謝りに来る、って
感じだったでしょ。
飛:……そうだっけ。
環:あなたが家にいる間、ずっとそんな感じだったでしょ。もう。
飛:最初は相性悪かったんだな、はは。
環:ちょっかい出すのはいつもそっちだったくせに、調子いいんだから(膨)。
飛:そりゃあそうさ。
環:そ、そうですね。…はい(照)。
※実際、2回目のデータでまた恋人同士に…(マジ)
飛:愛されてる、ってお前…(照)ええと、俺のことを信頼してるって思えるときかな。
環:わ、私もそんな感じです。
44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
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飛:あるわけねえだろ、そんなもん。
環:も、もう(照)。……ええと、私もないです…。
飛:どう…って。そのままずばり言葉に伝えちまうけど。
環:彼の負担がなるべく減るようにしたいな、って思ってます。
飛:あー…俺、来月に命が尽きるんだ。もう伝えちまったし、この手の話題はこいつが泣くからちょっと…。
環:も、もう。泣きません!彼は私より先に死ぬけど、必ずあの世でお前に会いに行く、って言ってくれましたか
ら。だから…寂しくありません…。
飛:泣きそうな眉毛になってるぞ(頭ぐりぐり)。約束だからな、ちゃんと覚えとけよ。
環:…うん…。
飛:もうないよな?全部言っちまったし。
環:はい、ありません。
飛:餓鬼の頃から当主だったのが、逆に重荷になってたことあったなあ。俺が望んだことなんだけどさ。
環:彼みたいに、戦場できちんと自分の仕事をこなせるようになりたいです。…鈍くさいって散々言われてるけ
ど、実際要領が悪いみたいなので。
飛:…ばれてる?
環:そんなことないと思うわよ。知っても、みんな驚いちゃうと思うし。でも、沙穂姉様には、聞かれたから相
談したけれど、あなたの気持ちにも気づいてたかもしれないわ。イツ花にももしかしたら気づかれてる…か
も。
飛:えー。うわー、参ったなあ…。
飛:あったりまえだろ。
環:は、はい。
飛:あれ?ここで終わり?100の質問じゃなかったっけ?
環:……あ、あのね。ここから先は私たちには関係ないから。
飛:?そうなのか。まあいいや。
この質問は、
「BIANCA」様(管理人:南斗あきら様)からいただきました☆51問目から先もこちらにあります。