風神・やたノ黒蝿と御鏡一族・呉葉のカップリング。『風ノ絆』の主人公である御鏡家九代目当主凱の
両親です。呉葉は大雑把な肝っ玉母さんで、1歳11ヶ月という長寿を全うした薙刀士。実は巨乳なため、
『風ノ絆』では彼女だけ立派な胸に描かれています(笑)。やたノ黒蝿とは、何だか夫婦どつき漫才みた
いになってしまっているな…。黒蝿は、感情の起伏が小さい割には結構な子煩悩。よく見ると息子を肩車
したり手を繋いでたりしてます(笑)。
ちなみに羽黒ノお小夜さんは、登場はしてますが黒蝿とは飲み友達(お小夜さん自身は黒蝿のことが好
きかもしれないけど)という位置づけです。黒蝿・お小夜カップル推奨の方すいません、彼はやっぱり一
族とくっつけたかったので(^^;
本来100の質問ですが、ここでも50問までを使わせていただいてます。
黒:やたノ黒蝿。
呉:御鏡 呉葉。あんた、それ名前だったんだ。
黒:名前でなければ何だと言うのだ。
呉:あだ名。変だろ、黒蝿なんて。別に蝿っぽくないし。
黒:……相変わらず口の減らないと言うか、不遜なやつだな。
黒:神にそのようなものを聞く必要があるのか。
呉:女に歳なんか聞くんじゃないよ。…なーんてね(笑)。今1歳8ヶ月。
黒:これも随分馬鹿げた質問だな。見れば男女の区別くらいつくだろう。
呉:こんな乳のでかい男がいるわけないだろ。あっはっは!
黒:…お前はもう少し娘らしく慎め。
呉:ほんとのことじゃないか。
黒:我関せずの権化だと言われたことがあるな。実際、面倒くさいことは好きではない。
呉:基本的に細かいことは気にしない。やられたら三倍にしてやり返す(笑顔)。
黒:呆れるほど威勢がいい。呆れるほど頓着しない。手が早い。
呉:口が悪い。気配りがてんで足りない。無表情、無愛想。
黒:……。
呉:何か言いたそうだね。
黒:別に。
黒:交神の間以外にあるまい。俺が解放されたのは3年ほど前のことだからな。
呉:えーっと、3ヶ月前だから1024年の1月だったかな。
黒:いきなり殴りかかってきたな。避けたが。
呉:第一印象?さいってーだったね。柄にもなくしおらしく化粧なんかして、天界でも評判の美丈夫な黒蝿様ってど
んな方かしら、なんてドキドキしてたら、いきなり「よりによって俺か」だもんよ。そんなにあたしじゃイヤか
よこの野郎、って思ったね。
黒:お前、交神の前そんなうぶなことを考えていたのか。意外だな。
呉:意外で悪かったな。あたしの代は女ばっかりだったからね。神様一覧見て、この神様なんかどうよ、いやいやこ
っちの方がいい男じゃないの、なんつってキャーキャー盛り上がってるようなノリだったし。ま、それだけに外
見と中身の落差が余計に激しかったね、あんたの場合。中身がこんなんじゃなかったら、沙羅は根来ノ双角様じ
ゃなくてあんたにしかねない勢いだったんだけど。
黒:冗談ではない、一体何人子育てさせるつもりだ。大体、そう言う意味ではないと訂正はしただろう。
呉:それはその後の話。今は第一印象の話してんだろ。あんた気配りが足りないんだよ。最初何であたしが怒ってる
か、ちっともわかってなかっただろ?何が「ああ成る程」だよ、まったく。
黒:威勢がよくて喜怒哀楽が激しいのは、見ていて興味深いな。よくもまあ、こうもくるくると表情が変わるものだ。
呉:それは褒めてるように聞こえないよ。
黒:他に言いようがない。お前こそどうなのだ。
呉:口の悪さほど中身は悪くない。
黒:お前の方こそ褒めていないな。
黒:少々、威勢がよすぎる。
呉:さっきから散々言ってるけど、気配りがなさすぎんだよ。モテないよ、そういう男は。
黒:…別にもてたいとは思わないが。
黒:今までのやり取りを聞いている限り、いいと言っていいものかは疑問だな。
呉:ああ、大丈夫。あたしほんとに嫌いなやつとは口もきかないから。
黒:……そうか。
黒:お前、か呉葉、だな。
呉:あれ、そういやあたし何て呼んでたっけ。まあいいか、あんた、で。
黒:つくづく、大雑把で不遜なやつだな。
黒:別に。
呉:不遜なのが不満なら、しおらしく黒蝿様ぁ〜なんて言った方がいい?
黒:止せ、気色の悪い。今肌に粟が立ったぞ。
呉:どういう意味だよ、それ。
黒:鳥だな。何のと言われても困るが、とりあえず際限なく囀る類の。
呉:どういう意味だよそれ。煩いってこと?動物に、って言われてもねえ。このひと頭にカラス被ってるじゃない。
見たまんま。性格はカラスよりひねてそうだけど。
黒:……。
14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
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黒:…さて。こういう娘に何をやれば喜ぶのか、見当もつかんな。
呉:あんたの場合、何をくれてやってもむっつりしてそうだね。
黒:別に。何が欲しいとか、そのような欲求は特にない。
呉:凱をもらったから他にはいらない。
黒:お前はもう少し慎みというものを持った方がいい。
呉:大きなお世話だ。あんたこそ、もう少し気配りってもんを持ちなよ。空飛びまわってるうちに、どっかに落っこ
としちゃったんじゃないの。
黒:意識したことなどないが。
呉:腰に手を当てるみたい。胸が重たくってさー。沙羅なんかはちょっとでいいから分けろなんて言ってるけど、で
かすぎるってのも不自由なもんだよ。さらし巻いてても、夏場は下側やら谷間が汗疹になるし、薙刀振るのにも
邪魔だし。討伐先とかもう最悪。
黒:…だから、もう少し慎め。
呉:何を。
黒:そう言うことは、大口開けて言うものではないと言っている。
呉:あ。ひょっとして照れてる?
黒:何をどうやったらそういう結論に辿り着くのだ、お前は。
黒:娘らしさなど微塵もなく、大口を開けて笑う。
呉:動揺すると、頭の被り物の嘴で顔隠そうとする。
黒:出鱈目を言うな。
呉:はたしてそうかな。ふふん。
黒:……。
19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
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黒:何でもかんでも、口さがなさ過ぎる。
呉:配慮が足りないやつに言われたかないな。
20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
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黒:こやつ曰く俺は気が利かないそうだから、その辺りの言動で怒っているのだろう。
呉:そういやあんた怒らないね。いっつも不貞腐れたような顔してる割には。
黒:無駄なことはしない主義だ。…そんな顔をしているのか、俺は。
呉:してるしてる。
黒:随分下世話な質問だな。何もない。
呉:何もないよ、交神はただの儀式だからね。でも子供はもらったからなあ。これってどういう関係って言うんだろ。
黒:神と人が会うには交神の間以外になかろう。
呉:そもそもイツ花がいるから二人きりですらないしね、あれは。
黒:…別に。いきなり殴りかかられたわけだから、初めはあまり良い雰囲気であったとは言えんな。かと思えばあっ
けらかんと笑うし、面白いやつだとは思った。
呉:それはあんたが悪いんだって言ったろ。まあ終わってみたらそんなに悪い雰囲気じゃなかったんじゃないの。最
初以外は。
黒:出来合いの質問とは言え、つくづく下世話なことを聞くものだ。儀式を行うだけなのだから、進むも何もなかろ
う。
呉:そ。儀式の間は座ってじっとしてないといけないから、ヒマなだけ。イツ花は、「交神の前の日は、儀式に備え
て早く寝て下さいネ」なーんて言ってたけど、ありゃ多分居眠りしないようにってことだろうな。
黒:…まさか寝ていたのではないだろうな、お前。
呉:あははははは。
黒:笑って誤魔化すな。
黒:行くも何も。交神の間で会っただけだからな。…しかし、このようなことまで聞いてどうするのであろうな。馬
鹿げている。
呉:交神が一ヶ月だけじゃなかったら、天界とかちょっと覗かせてもらいたかったかな。
黒:断る。お前など連れて行ったら、暇を持て余している上に噂好きなやつらが何を言い出すやら知れん。
呉:あ、その状況はちょっと見てみたい。あんた動揺しそうだし(笑)。
黒:…質問の主旨が理解できないのだが。
呉:あたしもピンと来ないんだけど。生まれた日に何すんの?
黒:した覚えはない。
呉:されたら多分笑っちゃうと思う(笑)。
黒:…さて。見ていて飽きない程度に、とでも言っておくか。
呉:照れてないでほんとのことを言いなよ。あはははは。
黒:お前は慎みもそうだが、可愛げというものを少しくらい身につけた方がいい。
呉:そんなもん、持ってて喜ぶのは男だけだろ。要らないよ。
黒:別に。
呉:あ、嘴で顔隠した。
黒:馬鹿を言うな。お前こそどうなのだ。
呉:嫌いなやつとはこんな風に話さないって言っただろ。ついでに言えば、アイシテルなんて白々しい台詞は歯が浮
いちゃって性に合わない。
黒:結局のところは何なのだ。
呉:まんざらでもないってこと。あははは。
黒:……。
黒:特にないが…いささか、振り回されるな。
呉:そもそもそんなことを言ったためしがないよね、あんたの場合。
黒:別にどうとも。
呉:どうするって言われてもねえ。どう見ても、二股かけるような器用さがあるひとには見えないから、よくわかん
ない。いい男が勿体無いって、言われたことない?
黒:別に。複数の女を相手にするなど、面倒くさい。
呉:あんたらしいね(笑)。
黒:さて。むしろ、相手に二心をもたれるような甲斐性しかないのは少々みっともないとは思うが。
呉:やられたら三倍返しする、って言ったろ。浮気し返すわけじゃないから、やったやつは明日のお日様拝めないか
もよ(笑顔)。そもそも、そんなことするような阿呆には口利く気にもならないと思うけど。
黒:…想定して答えろと言われても、現実味がまるでないから何とも言えんが。恐らくそのまま待っているのではな
いか。天界そのものが退屈だからな、目的がある分ましだろう。
呉:一時間?そんなに待ってやるほど気長じゃないよ、あたしは。さっさと帰って、のこのこ現れたら鉄拳制裁。
黒:触れ合うほど接近した覚えはないからな、どこと言われても困る。強いて言えば目か。威勢がいい分相手を真っ
直ぐに見ている。
呉:うーん、羽かな?あたしにはないじゃない。真っ黒かと思ったら緑とか青とか色々な色が混ざってんだね。烏の
濡れ羽色、とはよく言ったもんだなーとか、変に感心したりしたよ。
黒:やれやれ。触れ合うほど接近した覚えがないと言っているだろう。どんな、と言われても困る。
呉:頭飾り外したら結構色気が出ると思うんだけどなー、そいつのせいで顔半分隠れてるし、いい男が勿体無い。ち
ょっと外してみてよ。
黒:別に色気など必要ない。…こら、止せ。本当に不遜なやつだな。
呉:なんで嫌がるんだよ。ひょっとしてそれ頭の一部?外れないとか?
黒:そんなわけがあるか。
黒:ない。何を言っているのだこやつ、と思うことは多々ある。
呉:そもそも、ドキっとするような気の利いた台詞を吐かれたためしがないんだけど。
黒:言葉で取り繕うことは好きではない。
呉:そうじゃないんだよ、ほんっとに分かってないなあ。
黒:得手か不得手かと言われると、得手ではない。下手だとも思っていないが。
呉:必要だと思うなら嘘はつくよ。嘘も方便って言うじゃない。嘘ばっかついてるやつは嫌いだけどね。
黒:幸せ、か。神である身にそのようなことを言われてもな。
呉:凱に父さんと一緒の時どんなだった?って聞いたら、楽しかったー!ってにこにこしてたよ。
黒:…そうか。
呉:あ、嘴で顔隠した。
黒:煩い、黙れ。
黒:…万事がこの調子だ。
呉:あたしは結構楽しいんだけど。
黒:だから、万事この調子だと言っている。
呉:喧嘩するほど仲いいって言うじゃないか(笑)。
黒:自分で言うな。
黒:しているのかどうかもよく分からん。
呉:あんまりする必要もない気がするし。
黒:神は生まれ変わりなどしないからな、この質問には余り意味がない。…そもそも恋人であるような前提で話を進
めないでもらいたい。
呉:そういう質問なんだからしょうがないじゃないか。あたしは、生まれ変わったらもうちょっと人並みの大きさの
胸になりたい。むしろぺたんこでいい。
黒:…お前はそれ以前に、もう少し娘らしく慎み深くなるべきだな。
呉:あんたこそ、もう少し気の利くやつに生まれ変わった方がいいね。
黒:別に。
呉:ふふん。あんたがちょくちょく、天界の水鏡とやらであたしたちのこと見てるのは知ってんだよ。凱が言ってた
もんね。
黒:……あいつ…。
44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
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黒:別に。だから、そもそもそういう間柄ではないと言ったろう。
呉:いっつも素っ気ないひとだからね。そんなもんだろうと思ってるから、特にそういうのは感じない。
黒:知らん。
呉:愛以外の表現も足りないひとに、こんな質問しちゃダメだよ(笑)。あたし?あたしはほら、凱には愛の鞭って
やつでビシバシしごいてるから。
黒:それは少し違うだろう。そのうち凱の頭が凸凹になるぞ。
黒:神だからな。死ぬも何も。
呉:そんなわけだから死ぬのはあたしだけ。しょうがないじゃない、死んじゃうのは。
黒:…まあ、あるな。
呉:へえ、意外。そもそも隠すようなものなんてある?
黒:俺達二人の間に、という表現は的確ではないが。
呉:ふうん。ま、事情ありそうだから詮索はしないけど。
黒:無様に鬼に身を堕としていたことだな。
呉:胸が邪魔。邪魔な上に、選考会とかで都に出ると馬鹿な男どもが下品な目でじろじろ見てむかつく。お前ら乳さ
えでかけりゃいいのかと。
黒:……。 ←慎め、と言おうと思ったが諦めたらしい
黒:どういう仲かはともかく、子まで為したのだからまあ公認なのだろう。
呉:そうだね。
黒:だから、愛がどうとかいう前提で話を進めるな。
呉:ま、あたしが死んでも『こんなやつがいたな』程度に覚えておいてくれると嬉しいかな。
黒:…お前のように騒々しい娘は、忘れたくてもそうそう忘れられるものではない。
呉:あはははは。褒め言葉ってことにしといてあげるよ、そこんとこは。
この質問は、
「BIANCA」様(管理人:南斗あきら様)からいただきました☆51問目から先もこちらにあります。