『華、薫る』『落華流水』に登場した日下部家・梁と蓮華のカップリング。その1は『華、薫る』の直
後で、てんで理解してない梁とため息をつく蓮華の漫才みたいになってしまっていますが、今回は『落華
流水』で梁と蓮華が相思相愛になった直後、蓮華の子雷矢が来訪する前の時期の質問。さて、同じ質問で
どのくらい内容が変わるかな?というコンセプトで書いてみました(笑)。終わってみれば、全体通して
恥ずかしいくらいラブラブなので苦手な方はご注意下さい(笑)。
本来100の質問ですが、ここでも50問までを使わせていただいてます。
梁:日下部 梁です。
蓮:日下部 蓮華。
梁:…ええと、前もこれ答えた気がしますが…そういう質問だったんだ、全然知らなかった(笑)。
ほんとに何も分かってなかったでしょう、梁は(笑)。
梁:蓮華、無理しないで辛くなったら言ってね。
蓮:うん。大丈夫よ。さっきイツ花が薬をくれたから。
梁:もうすぐ一歳四ヶ月です。
蓮:私は…もうすぐ一歳六ヶ月。
梁:天然って言われます。未だにどういう意味なのかピンとこないんですが…。どういう意味なの?
蓮:そう言われると説明が難しいんだけど…何ていうのかな。こっちの伝えたいことがうまく伝わってない、って
いうか…鈍いっていうか(笑)。
梁:僕そんなに鈍いのかなあ(苦笑)。
蓮:私は結構悲観的。内弁慶で強がるところがあるかな。
梁:蓮華は面倒見がいいんだよね。魂子とか、ほんとのお姉さんみたいに懐いてたし。咲良も頼りにしてるみたい
だよ。勿論僕や冬夜兄さんも頼りにしてました。
蓮:そ、そう?(照)そう言ってもらえると嬉しいわ。梁は…さっきも言ったけど、天然(笑)。でも討伐先だと
頼りになるのよ。あと、自分でも気づいてないと思うけど、意外と頑固。一度決めたら梃子でも動かないの。
梁:僕ってそんなに頑固なの?
蓮:白骨城で私が逃げなさい、って言った時に頑として動かなかったでしょう。
梁:だって、蓮華をほっといて逃げるなんて嫌だったから。
梁:これは前答えたのと同じです。僕がこの家に初めて来て、冬夜兄さんに家の中を案内してもらってる時に。
蓮:私が部屋から出てきたの。
梁:これも前回答えましたけど、日の光に金色の髪がきらきら光って凄く綺麗な子だな、と思いました(にこにこ)。
あととてもいい香りがしました。
蓮:…そんなこと思ってたの?(照)
梁:前も言ったよ(笑)。
蓮:そ、そうだっけ。私もこれについては前回と同じ。幸せそうな顔した子だなあ、って。
梁:前も言ったけど、しっかりしてるところですね。僕がぼやーっとしてるので。
蓮:やっぱり天然なところかな(笑)。色々悩んだりくよくよしたりしてても、梁が傍にいてくれるとすごく安心
するの。
梁:蓮華は結構張り詰めちゃうからね。たまには肩の力抜かないとだめだよ。
蓮:うん、わかってはいるんだけど(苦笑)。
梁:蓮華は結構「私なんか」って言うところがあるよ。いつまでも昔のこと引き摺って、くよくよしてるところあ
ると思う。
蓮:だって…ほんとのことだもの。色んな人に迷惑かけちゃったし…。
梁:僕はそんなこと思ってないし、みんなも思ってないよ。蓮華がいてくれて僕は勿論嬉しいし、みんなだって嬉
しいんだから。
梁:これも別に変わってないよね。お互いに名前。
蓮:そうね。
梁:名前以外に何かあるのかな?
蓮:愛称のことを言ってるのかしら?私は別に今のままでいいんだけど。
梁:そうだなー、蓮華は動物というよりは花って感じがするから。敢えて動物をあげるとするなら、白鳥とか白鷺
とか鶴。細くて白くて優雅な感じのする鳥。
蓮:梁は、やっぱり犬かな?すごく人懐っこい犬(笑)。
梁:前もそんなこと言ってたけど、僕ってそういう雰囲気なの?
蓮:他にはちょっと思いつかないわ。そのくらいぴったり(笑)。
14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
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梁:着物とか。蓮華は髪が綺麗な金色だし肌も白いから、淡い色合いがよく映えるよ。藤紫なんか、似合うんじゃ
ないかな。
蓮:そ…そうかしら(照)。私は…そうね、梁は最近本読むのが好きみたいだから。何か見繕ってあげたいわ。
梁:前も言ったと思うけど本かな?でも、蓮華がくれるものなら何でも嬉しいよ(にこにこ)。
蓮:私は…今欲しいものは特にないわ。
梁:そう?遠慮しなくっていいんだよ。
蓮:ううん。こないだ梁と色々話せたから、欲しいものはほんとにもうないの。
梁:さっきも言ったけど、「私なんか」って思っちゃだめだからね。
蓮:……うん…。
梁:誰も迷惑だなんて思ってないし、僕は蓮華のことが好きだよ(←真顔)。
蓮:ちょ、ちょっと…何よいきなり(赤面)。
梁:えっ、何?(きょとん)
蓮:驚くじゃないの、もう(赤面)。
梁:親指の爪噛むのは克服しました(笑)。小首を傾げるのはまだあるみたいですけど。
蓮:怒るといきなり無口になること…かな。
梁:えーと。僕、前は何て言ったっけ。…ああ、そうだ。考え事してる時にどこか一点を見つめてるって言ったん
だよね。そういう時は、何か怒ってるのかな?っていう顔になっちゃってる。
蓮:そ、そうかな。別に怒ってるわけじゃないんだけど…(苦笑)。
梁:うん。そう言う時は、口の両端をちょっと持ち上げるだけで全然印象違うと思うよ。
19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは?
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梁:嫌なことがあると凄く怖い顔して黙っちゃうところ。今もちょっと言ったけど、そうでなくても黙ってると怒
ってるのかな?って感じがするよ。
蓮:自分ではそう言うときの顔なんか鏡で見ないものね(苦笑)。
梁:黙ってる時と笑った時の落差が激しいんだよ、蓮華は(笑)。
20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
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梁:話してると、たまにむっとした顔されることがあります。…これ、前も言ったね。
蓮:そう言うときは大抵、こっちと話が食い違ってる時よ(笑)。
梁:うーん、真面目に考えてる…つもりなんだけどなあ。
梁:…?ええと。だからお互い好きです。けど。何で今更こんなこと聞くのかな。
蓮:(こういう方面の話は相変わらず疎いのね…)
梁:蓮華?どうしたの?
蓮:ううん。何でもない(苦笑)。
梁:結局、どっか行くこともなかったよね。二人で行ったところっていうと、ほんとに白骨城くらい(苦笑)。
蓮:そうね…折角だから、どこかに行きたかったな。私の体がもうちょっと動けばよかったんだけど…。
梁:いいんだよ、無理しなくて。
梁:これ問いの22の続き…?ええと、白骨城の話なら前回と特に変わらないです…僕はとにかく必死だったので。
蓮:私が勝手なことをしたせいなのに、梁はほんとに一生懸命だったから。私もどうしよう、梁だけは助けなきゃ、
って必死だったわ。
梁:前回も言ったけど、城の中までは入ってないです。
蓮:まあ…そうね(質問の意味を完全に間違えてるわね…)。
梁:…そんなわけで、二人でどこかに、っていうのは結局ありませんでした。
蓮:うん…。
梁:…えーと。返答に困る質問だなあ…(苦笑)。
蓮:元々並の人用なんだからしょうがないわよ。仮に、っていう話なら、イツ花に習って梁の好きなもの作ってあ
げる。
梁:たとえば?
蓮:梁が美味しいって言ってた都のお菓子屋さんのお団子。あれ、前にまねできないかな、ってイツ花と一緒に作
ってみたことあったでしょ。
梁:ああ、あれは確かに美味しかったよ。魂子も咲良も喜んで食べてたね(にこにこ)。
梁:蓮華からです。
蓮:…あれは…告白のうちには入らないわよ…(赤面)。動転して口走っちゃった、って感じ。
梁:じゃあそのまま言わないつもりだった?
蓮:(赤面)…わかんない…。
梁:僕は言われて嬉しかったよ。
梁:何者にも代えがたい、ほんとに大事な人だと思ってます。
蓮:…どうしてそういうこと、普通に言えるの(赤面)。
梁:え、でも魂子にもそう伝えたし。
蓮:えっ!魂ちゃんに言っちゃったの?!(慌)
梁:あ、ええと(汗)。勿論名前は言ってないよ。交神を断る時に、そう言う人がいる、って伝えただけだから。
蓮:な、何だ…(ほっ)。
梁:蓮華は?
蓮:あ…あなたから直接そんな風に聞かれたら言いにくいじゃない(赤面)。……ええと。辛い時とか、どうしよ
うっていう時は真っ先に梁のこと…思い出すの。
梁:そうなの?
蓮:だからあんなこと…口走っちゃったんだけど…(赤面)。
梁:はい(笑顔)。
蓮:……(赤面)。
梁:…蓮華??
蓮:えっ?あ、ええと……………(中略)……………うん(湯気)。
梁:これ、未だにピンとこないんだけど。術のこと…じゃあないんだよね。
蓮:何ていうか…こういわれると言い返せないな、とかドキドキしちゃうな、とかそういうこと(苦笑)。
梁:……うーん。そういうのってない…と思う。
蓮:蓮:私も特にないと思うわ。梁の場合、ドキ、っていうより何か脱力させられることの方が多いから(笑)。
梁:僕は別に話食い違ってるつもりはないんだけどなあ(苦笑)。
梁:疑惑があること自体まるで想像つかないんですけど…どうするって言われてもなあー。
蓮:私も想像できない(笑)。梁ってそんな姑息なことできる性格じゃないもの。
梁:僕はそういうことは好きじゃありません。相手を傷つけるような真似はしたくないから。
蓮:そんなことするような人、よっぽどつまらない人だと思うわ。
梁:ええと。これも前と変わらないかな。多分心配すると思うけど、何事もないなら安心して待ってます。
蓮:梁のことだから、また何かぼやーっとしてて道間違えちゃったのかな、と思うんじゃないかな(笑)。
梁:これも前と同じです。髪の毛と瞳、あと体の一部に勘定していいのか分からないけど、蓮華の香りも。
蓮:体の一部、っていうのとはちょっと違うかな…。梁が笑ってる顔が好き。ほっとする、っていうか…うーん、
うまく言えないけど…心があったかくなるの。
梁:……えーと。そう言われてもピンとこないなあ。好きな仕草、っていうならにこって笑う時。あと何気なく髪
の毛を払う時…そんなところかな。
蓮:(…やっぱりピンとこないのね)私もどんなの、って言われると…。さっきも言ったけど、私にとって梁は一
緒にいてくれると安心する、っていう存在だからちょっと思いつかない。そもそも、梁って色っぽいっていう
感じじゃないもの(笑)。
梁:そ、そうなの?直した方がいい?
蓮:ううん。今のままが梁らしいわよ(笑)。
梁:さっきの質問と同じです。蓮華は黙ってる時と笑う時の落差があるから、にこって笑う時。
蓮:梁は結構、意識しないで私がドキってすることしてる。
梁:そう?
蓮:何気なく私の髪を触ったり、とか。
梁:…やだった?
蓮:ううん(笑)。ドキっとする、って言ったでしょう。
梁:蓮華に嘘ついたことないから…よくわかりません。
蓮:私は前、上手くも下手でもないって答えたけど、実は下手…なのかも。
梁:そう?蓮華、嘘なんかついたっけ。
蓮:(赤面)…忘れて、って言った時。自分でもみっともないくらいに狼狽してたから。
梁:……。ああ、あれ嘘だったの?(きょとん)
蓮:…………うん(やっぱり…)。
梁:蓮華がにこにこしてくれてる時。
蓮:何事もない時、かしら。梁が近くにいてくれて、静かに刻が流れてれば、それだけで。
梁:前も言ったけど、白骨城でちょっと言い争いっぽいことをしました。あと…1年くらい前に僕が怪我した時に、
蓮華から怒られました。
蓮:それは怒るわよ(膨)。私を庇って自分が怪我するような真似、二度としないで。
梁:うん、ごめん。あれで怪我しなかったら格好がついたんだけどね(照笑)。
梁:怒られた時はこう、両方のほっぺたをぐに、って。引張られました(笑)。
蓮:だって…私の心配ばっかりして、僕のせいで奥義使ったの?なんて真顔でいうんだもの。元々私が悪いのに。
だから、なんだか逆に無性に腹が立ってきちゃって(笑)。
梁:ほんとに心配だったんだよ(苦笑)。僕の怪我は冬夜兄さんが塞いで治してくれたから。
梁:あの時は蓮華が急に泣き出しちゃって、凄く焦りました(苦笑)。
蓮:どうやって、と言っても特に変わったことはしてなかったと思うわ。梁がもうしないから、って言うから。絶
対しないでね、って約束して終わり…だったかな。
梁:そうだったらいいなと思います。とりあえず死んだらあの世で会いたい。
蓮:…うん。
梁:父上が亡くなって、僕が涙止まらなかった時に。蓮華はずっと傍にいてくれました。
蓮:普段にこにこしてた梁があんな顔するから、息が止まるかと思ったのよ。私は…この間、梁から交神を断った、
って言われた時かな…。
梁:蓮華が言ってくれなかったら、僕は多分自分の気持ちをはっきりと自覚しないまま、交神してたと思う。交神
を断って後悔はしてないよ。
蓮:…うん。
44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時?
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梁:そんなの、感じたことないですよ。
蓮:昔は、てんで頓珍漢な返事が返ってくるたびにああ駄目かもって思ってた(笑)。
梁:僕そんな変なこと言ってたっけ?
蓮:一年ちょっと前にやった質問を、もう一回見てみたら?(笑)
梁:…やめとく、今読むと多分恥ずかしいから(苦笑)。
梁:どんなの?って言われてもなあ。蓮華がいつもにこにこしてくれてたらいいな、と思います。そのために僕に
出来ることがあったら、何でもしたい。
蓮:私はかなり不器用な方だと思うから…梁と少しでも一緒にいられるように、梁が危ない目に合わないように…
って思いながら、戦ってた。
梁:そうだったの?…蓮華が危ないことにならなくて、よかった。
蓮:奥義使って寝込んだ時に、輝燐姉様からそういわれたの。命を削るような戦い方じゃなくて、一緒に長くいら
れるような戦い方をしなさい、って。だから梁も助けたいけど、自分が怪我するような真似も極力しないつも
りだったわ(笑)。
梁:ごめんってば、そのことは(苦笑)。
梁:これ、前の質問にはなかったね。蓮華は花の雰囲気があるから、白藤、梔子、橘。そんなとこかな?白い、い
い香りのする花だと思う。
蓮:梁は…杜若かな。深い色合いが似合いそうだから。あと葉っぱの感じが、梁の髪の毛に似てる。つんつんして
るのが(笑)。
梁:…あ。ほんとだ。前髪んとこのこれだね(笑)。
梁:ないですよ。
蓮:私も…ないわ。隠してたことは、この間全部話したから。
梁:背は伸びたけど、結局体重は増えないままです…(苦笑)。
蓮:別に特別痩せてるとは思わないけど?筋肉はついてるんでしょう。
梁:ついてはいるけど、線が細いんだよ。筋肉に高さがないって言うか(苦笑)。もっと父上みたいにがっしりし
た体格になりたかったんだけどなあー。
蓮:私は…前と同じ。みんなに迷惑かけちゃったこと。それと……
梁:だから、誰も迷惑だなんて思ってないんだってば。…それと?
蓮:……交神、したこと。
梁:それは負い目を感じることじゃないよ。蓮華はするべきことをしたんだから。
蓮:…うん。ごめんね。
梁:もうすぐ蓮華の子供が来るんですよ。男の子って聞いたけど、どんな子かな。楽しみにしてるんです(にこに
こ)。
梁:公にすることじゃないと思うので、誰も知りません。
蓮:輝燐姉様は…私の気持ちに気がついてた。
梁:そうなんだ?
蓮:問いの45でもちょっと言ったけど、梁のことが大事ならちょっとでも長く一緒にいられるような戦い方をしな
さい、って。だから…私は今まで戦えたの。
梁:輝燐姉さん…そんなこと、言ってたんだ。
梁:はい。約束したから。僕もすぐ蓮華のところに行く、って。
蓮:……(赤面)。うん。待ってる。
この質問は、
「BIANCA」様(管理人:南斗あきら様)からいただきました☆51問目から先もこちらにあります。