北辰一族の系譜(6代目〜10代目)


 北辰家の系譜です。人数が少ないので、目標は全員のカラー絵(気長にお待ち下さい)

計都
計都 けいと(1021年4月〜1022年2月) 六代目当主 水髪・水目・風肌 指南書右2上2 素質12464点 薙刀士 奥義『天王鏡返し』の創作 鬼朱点討伐隊 氏神名『須弥ノ北辰』(火神)  織姫の娘。飛炎顔の天狼存命時に環顔でカラーも同じな計都の誕生は、プレイヤーのボルテ ージを激しく上昇させました(笑)。愛のパワー万歳(゚∀゚)!来訪時「気性が激しいところが ある」とイツ花にコメントされたので、この時点で環とは全く違うタイプの子だな、と思い、 見た目の色合いも環と違うものにしようと思いました。環は紺碧の瞳に公式よりもやや色合い の深い青い髪、という設定だったので、計都は青みを帯びた銀色の髪に桔梗色の瞳、というこ とにしました。以後北辰家の銀髪の娘は規格外美形として生まれてくるようになります(笑)。  進言の内容は、織姫から受け継いだ奥義をやたらと使いたがるところがあるため、かなり闘 争心旺盛な感じでした。それでも3つ目にはかなりの頻度で「母に武人(または防人)」が登場 するので、お母さん思いの心優しい子なのだろうな、とも思いました。進言無視すると即座に 忠心下がるけど(笑)。  7ヶ月の時に大江山へ出陣して鬼朱点を打倒しましたが、何故かやつは計都の方ばっか狙って きやがるので朱点打倒後の健康度が84まで下がってました(汗)モロにヒップアタックくらっ たの初めて…。大江山越えの翌月が元服という、プレイヤーの妄想かきたてまくりなタイミン グ(え)、しかも本人が「計都様はご自分の弱きところを補ってくれる男神様をお望みのよう ですよ(イツ花談)」と物凄く交神に積極的だったこと、交神相手にと既に決めていた他家氏 神様・列島八千矛様が「外見に全く頓着しない、内面を見てくれる方」という要素があって、 朱点童子戦で片目を喪うという拙宅一族史上朱鷺・伽羅とは別の意味で最も過酷な運命を辿る ことになってしまった子です(汗)。  列島八千矛様との間にもうけた娘・掬星が来訪した月に母・織姫が逝去し、当主を引き継ぎ ましたが、その際のイツ花のコメントは「オネショした布団を内緒で洗って差し上げたあの日 のことは秘密にしておきますね!」(笑)計都もやはり子供の時は子供なわけで、オネショの 一つや二つしたんでしょうが、このタイミングでイツ花が言うってことは、計都が母の死でど ことなく思いつめた感じがあったのを察してくれたのかな、なんて思ったりします。  当主就任後、計都の能力値がいきなり急上昇を始めました。体の火が上昇して攻撃力がぐん ぐん上がったこともあるんですが、1歳2ヶ月の時自ら創作した『天王鏡返し』が恐るべき強さ を発揮して萌え倒れるかと思いました(え)とにかく発動率が尋常ではなく、3連続なんてのは ザラで物理攻撃の7〜8割は間違いなく鏡返しで止めてました。交神を境に頑張ってる!と興奮 状態のプレイヤーがここに一人(暑苦しい)  大江山閉山後初めて出場した夏の選考会では、この鏡返しの神がかり的な発動にも後押しさ れて見事優勝しました。遺言を察するに、旦那様と愛をはぐくんだ交神の館に沈丁花が咲いて たんだろう、んでもって旦那様が二人にとって思い出のその花を一輪持って迎えに来てくださ ったんだ、というストーリーが補完されました(……)  狙ってはいましたが、予想通り北辰家初の氏神『須弥ノ北辰』として昇天し、旦那様ととも に夫婦氏神として子孫の行く末を見守ることになりました。この顔の娘は、日下部でも御鏡で も交神相手と恋仲の設定がありながら、自分自身は氏神になることはなかったので本当に嬉し かったです。    来訪時は天狼に指南されて育った計都は、優しいお祖父様が大好きでした(プレイヤー煩悩) 天狼は、計都のその目の色が綺麗だ、桔梗の色に似ていると言ってよく褒めてくれました。計 都は、母と言う人が祖父に自分を託して出陣する時、酷く悲しげに思いつめた顔をしていたの が気になっていて、何故と祖父に聞いたことがあります。祖父は「強くなって、母様を助けて やってくれ。二人で朱点童子が倒せるように」と教えてくれ、計都は純粋に祖父の無念を晴ら し、母とともに朱点童子を倒すんだという使命感に燃える子に育ちました。気性が激しい、と いうのは、自分の思いのために鬼相手に全力で戦おうとする姿勢のこと(それを諌められると 即座に忠心が下がる/笑)です。  そうして臨んだ大江山朱点童子戦で、計都は母を守るために無理に突っ込み、朱点童子の爪 をその顔に受けて、左目を喪うことになってしまいました。計都の残された目に見えたものは、 新たなる朱点童子の誕生という、あまりにも残酷な結末でした。  その後暫く計都は放心したようになってしまい、顔に生々しく残る傷痕は長い髪で顔半面覆 うことで隠しました。母が内裏へ戦果を報告し、明らかに『手荒なこと』をされて帰ってきた のを見た計都は正気を取り戻します。これではいけない、と。自分が大好きな母と祖父の血を 受け継いで、朱点童子を討つための希望を子孫に託すのだと。  それでも、大江山での出来事は織姫にも計都にも、天界に対して深い不審の根を下ろしまし た。天の神様は信用できない、ということで、他家様より列島八千矛様をお呼びすることにな りました。  計都は先に述べたように隻眼となっていましたが、交神の際には本質である霊体になるため その傷はお相手である八千矛様に見られることはありませんでした。ですが、八千矛様は相手 の顔ではなく本質を見るご気性、計都の芯の強さと一途さを愛して下さり、計都もそんな旦那 様に出会うことで心の平穏を取り戻しました。生まれた娘がほんとうにパパママそっくりすぎ だったのですが、計都に関しては生涯通して俺屍マジックの連続でしたよ…。  下界に降りた後の計都の強さは、自身が取り戻した希望と愛娘の存在、それと旦那様のご加 護がやはり大きいと思います。春の選考会は、娘の指南に時間を割いておきたかったので辞退 し、大江山討伐隊の自分が当主であるうちに、内裏の信頼を回復しておくべきであると臨んだ 夏の選考会では、当初口汚い陰口などを受けましたが、それを神憑り的な鏡返しで全て黙らせ、 内裏側にも計都に対して「若い娘なのに顔に傷を負って哀れなことだ」などという勝手な同情 が芽生えていたこともあって、「大江山の失態は戦果をもって示すが良い」と今後の参内を許 されることとなりました。  臨終の際には、旦那様が「この香りで迎えに来たのが死の使者ではなく自分であること」を 知らせるために、沈丁花の花を一輪懐にしのばせて来て下さった、ということを親御様から伺 いました。迎えに来てくださった旦那様のことは、ふたつの瞳でしっかりと見ることができた のであろうと。   「イイことを教えてあげる…あの世とこの世の境目まで来ると、沈丁花の香りがす るよ…」
掬星
掬星 きくせい(1022年2月〜1024年1月) 七代目当主 水髪・水目・風肌 指南書左3上3 素質17128点 薙刀士 奥義『大天王旋風』の創作 氏神名『豊穣種北辰』(火神)    計都と列島八千矛様の間に生まれた娘。カラーはママ、顔立ちはパパ(右2下3)に激似だっ たのでプレイヤーを大喜びさせました。この真っ直ぐな髪、切れ長の瞳、とんがった耳!完璧 じゃないですか、ここまでそっくりで来るとは思いませんでした(笑)。  掬星という名前は、父神様である列島八千矛様の生前の名前が『兵庫』であること(ご実家 の『都道府県の名前をつける』という縛りのため)から、そういや兵庫県といえば明石の天文 台…と思い、天体関連の話がないかな?と調べたところ、神戸市の摩耶山というところに『掬 星台』という日本三大夜景に数えられるスポットがある、というのが検索にひっかかったので つけました。なんでも「手で星を掬える」ほどに見事な夜景が広がっているから、ということ でこんな風に呼ばれているそうで、大江山が閉じ、まだ終わっていないという希望の証として 生まれた子に相応しい名前じゃないか、と親バカ全開で喜んでいました(え)  掬星は、「母に武人」「母に防人」の進言と札を使いたがる傾向があり、計都のように奥義 進言の多発(笑)はなかったので、お母さん思いで思慮深い子なんだろうなと思いました。ま た、大将が自分では倒せない時期は必ず「下がって雑魚に攻撃(前列だと大将にも当たっちゃ う位置の場合)」か、「母に武人」を進言してきて、なんか凄く可愛いなぁとニヤニヤしてい ました(……)そのうち一撃じゃ倒せなかった鉄クマ大将も倒せるようになったので、保護者 のような気分になってました。  計都から当主を引き継いだ時は、技力が200点台、技火も風も400点台だったんですが、その 後爆発的に技火・風・技力が上昇して何事かと思いました。技火・風が1回の成長で30とか40と かの勢いでぐんぐんあがり、技火の成長が緩やかになった後も技風は上昇を続けてました。そ して物凄く長生きでした。1歳8ヶ月になって孫が来訪してもピンピンしていて、1歳9ヶ月にも まだピンピンしてたので、どのくらい強くなるんだろと孫の指南を息子に任せて出陣させてみ たところ、この年になっても技風が42とか上昇してビビりました(笑)。最終的なステータス は技火883、技風917、技力504と、地獄に入っても十分通用するような物凄い値でした。さら に、1歳9ヶ月で1人出陣した時の鏡返しの冴えが晩年の計都を上回り、5連続で鏡返しをしたり して、多分物理攻撃の85%くらいは止めておりました(本当です)  天寿も1歳11ヶ月と過去最長で、これは間違いなく天から見守っている両親の加護!と暑苦 しく騒ぐプレイヤーがいました(え)  交神相手の金翔天とはラブラブですが、パパ(列島八千矛様)も娘が大事で大事でたまらな いので、金翔天は奉納点に10000点の差があるにもかかわらず、お舅さんには間違いなく頭が上 がらないんじゃないかと思います(笑)。臨終の床には、あちらのお母様のご配慮により、無 事(?)金翔天が迎えに来ることができたそうな。  ちなみに列島八千矛様の父神様は鳴神小太郎様なのですが、掬星誕生時にはまだ天界に帰っ ていなくて(笑)、掬星が1歳7ヶ月の時に晴れて紅蓮の祠でご対面、ということになったので すが、恐らく「孫可愛さのあまり天界から勝手に降りてきて鍛えてあげたのだろう、戦勝点は お小遣い代わり」ということになりました(笑)。後で大目玉だったでしょうが、あの神様は まるで気にしなさそうだし。よく考えると、掬星の祖父は父方母方両方とも体育会系の火神 (小太郎&爆円)なので、金翔天の肩身はさらに狭そうな…がんばれ(笑)  大江山での出来事はきちんと知っていて、母の顔の傷もその時のことである、ということも 聞かされていました。朱点童子打倒のために道を開こう、といつも前を向いているような真っ 直ぐな気性の女の子。気負いではなく頑張ろう、という前向きな気持ちによるもの、正義感も 強いので、計都にくっついて選考会に出た時、大江山討伐隊だった母へ投げつけられる口汚い 罵声に憤って母に止められたという一面もあります。計都のことを心から尊敬し、仲むつまじ い母子でした。切れ長の瞳の絶世の美貌は、生前からその美貌を賞賛されていた父神様ゆずり、 青みがかった銀の髪と桔梗色の瞳は母ゆずり。  掬星が元服して交神、ということになった時、計都にはまだ神々への不審感があって、娘を 神様にゆだねていいのだろうかというためらいがありました。それに対して、「じゃあ神様に 直接聞いてやりましょう」と切り出したのは掬星でした。真っ直ぐな性格で曲がったことは大 嫌い、相手がどうにもはっきりしないんなら聞いてやれ、という大変にサッパリした子です」 (笑)。交神相手はどなたにしましょうというイツ花に対して「大江山で解放された神様のう ち、一番正直者で嘘の苦手そうな方を」という要望を伝え(笑)、金翔天竜馬との交神となり ました。  金翔天の方は、掬星の髪と瞳の色を見てすぐに大江山で見かけた計都の血縁だと気づき、あ の方はご健勝であるかと聞いてきました。片目を喪い、真の朱点童子を目の当たりにすること になった彼女のその後を気にかけてくれていたのでした。それに対して、母は健勝だけれども 神様は本当に私達を支援して下さっているのでしょうかと逆に切り返された金翔天は、「自分 達には交神と子の養育以外の権限は与えられていない」という旨を説明しました。つまり余計 なことを言うことができない、ということなのですが、「大江山のことを黙っていたのは君達 のことを利用するためではないことだけは断言する」ともいい、「仮に上が君達に対して危害 を加える方向に動くようであれば、僕が必ず君達を守る」とも言ってくれたので、掬星も金翔 天の素朴で真っ直ぐな気性に好感を持ち、自分と自分の子の命を預ける気になりました。  金翔天の方はといえば、元々計都がどうなっていたかを気にしてはいたのですが、目の前の その計都の娘という女性が、神である自分に対しても気後れすることなく真っ直ぐにズバズバ と意見を述べる様に好感を持っていて(手っ取り早く言えば一目惚れでした)、「君達を守る」 というのは好きな女性に対しての本心でした(笑)。とはいえ、お舅さん&両祖父にはまるで 頭が上がらず、見た目からしても奉納点に10000点の差があるようには見えないので(笑)、完 全に立場は逆になっているようです。   「あんたたちと一緒なら、あたし何度でも…戦えるよ…」
六連
六連 むつら(1022年12月〜1024年8月) 八代目当主 火髪・火目・水肌 指南書右2下2 素質13009点 槍使い 奥義『六連落雷撃』の創作 氏神名『西海ノ北辰』(土神)  掬星と金翔天竜馬との間に生まれた子供。顔立ちはかなりパパ似ですが、色合いはお祖父様 似で白い肌と赤い髪・瞳のコントラストが鮮やか。というわけで、金翔天譲りの純朴な顔立ち ながらも、鼻筋の通った美少年みたいな感じだといいなと思います(笑)。鼻の横線は、北辰 家では生まれつきの痣というか刺青のようなもの。名前の由来はプレアデス星団の昴からです。 昴は青い星の群れなので、赤い髪と瞳の彼とは微妙に合わないかもしれませんが、掬星は自分 の名が希望の証としてつけられたように、息子にもその希望を繋ぐもの、夜空に輝く昴の星の 名前をつけた…ということになっています。実際は当時『地上の星』が計都のイメソンに聞こ えて仕方がなかったので、冒頭の「風の中のすばる」の昴からあててました(え)  母親の掬星があれだけの物凄い技風の値をたたき出したのに対し、六連は技風が逆にかなり 悲惨なことになっていました(笑)。技火・水が強かったので、氷刃の鉾を手に活躍。  進言内容はかなりの頻度で「母に防人」が3つ目に出てきます。「武人」ではなくあくまで も「防人」な辺り、お母さんを守ろうとする健気な様子が伺えて可愛いんですが、むしろ掬星 と一緒にいると狙われるのは六連の方だったので、防人が必要なのは自分なんだけどな…(苦 笑)。奥義を創作したものの、元服前までと元服直後くらいまでのステータスは、計都や掬星 に比べるとあまりパッとせず平凡な感じでした。しかし、この普通っぽさがむしろ六連らしく ていいとも思ってました(親バカ)  梵ピン・春菜を手に入れ、北斗旋風も手に入れたことで気をよくして、掬星と一緒に白骨城 へ捨丸を殴りに行ったんですが、硬い防御力&『常世見』攻撃に大苦戦するはめになりました (汗)。しかしながら、どっちかが常世見にかかっていても絶対に「なにもしない」か「自分 に攻撃(陽炎かかってるのでスカ)」だったので、親子の絆を再確認して萌えてたプレイヤー が一人(その前に自分の見通しの甘さを反省しろ)  大江ノ捨丸の解放条件が「打倒時に捨丸よりも奉納点の高い神様の子がいる」ということを 綺麗サッパリ失念していたため(3回ぐらい倒すのかと思ってました)(低い奉納点からチンタ ラ交神だった御鏡で何回か倒してたせいかも)、まだ大江山の記憶も生々しいこの時期に「あ の女神は鬼の俺達より恐ろしい」なんて超意味深なことを言って天界に帰っちゃったので、ア ッチャーと思いました(見通しが甘い)  で、この翌月に六連の交神月だったのですが、「大江山閉山の記憶もまだ生々しい」「大江 ノ捨丸が意味深なこと言って消えた翌月」+「六連様はとある風の女神様にご執心のご様子」 →他家氏神様である風神・豊穣種青梅線様ご勧請、ということになりました。この氏神様、生 前には「朱点打倒のためなら神様だって踏み台にしちゃいなさい」というあの遺言を遺された 方でして、今の六連にこれほど相応しい方はいらっしゃらないであろう、と。  実は、北辰家をプレイするにあたって「一家系縛り」ということで自宅氏神が使えないとい うこともあり、他家氏神様に遠慮なくお世話になるつもりだったので、プレイ当初の時点でこ の神様にはお世話になろう…と目処をつけて氏神様を予め何柱か既に勧請していたのです。列 島八千矛様と計都といい、なんか出会うべくして出会ってるのでこれは運命だったのでしょう (はいはい)  お嫁さんとの交神を済ませ、授かった息子の月長と一緒に出陣するようになってから、いき なりステータスが急上昇し始めまして…技水がいきなり32とか。プレイヤーも気づかないうち にひっそりと体の火が伸び、計都を抜いて体の火自慢一位になりました。この辺目立たないと ころで努力している六連らしいなと。お嫁さんのために頑張ってるんだなーと。ただし、体の 土は思った以上に伸びてませんでした、打たれ弱い印象があったのはここか…潜在的には、父 神の金翔天の高い素質を持っていたんですが。  六連の代になるとボス敵へも挑むようになり、彼の戦歴は華々しいものになりました。掬星 とともに挑んだものも含めると、大江ノ捨丸、片羽ノお業、敦賀ノ真名姫、土偶器、アガラ封 印像、二ツ髪に四ツ髪。この辺もお嫁さんのために頑張ってるのよねーなどと思っていたので すが、思いがけず四ツ髪に大苦戦しまして。息子の月長が体力二桁になるとこまで削られまし た(滝汗)その翌月に健康度を落とし、この末期の台詞。自分の限界を悟ってのことなのかな あ…としんみりしました。そりゃ二度も白骨城で苦戦したら疲れもするよな…。  織姫→計都→掬星と女子が三代続いた後の男の子、自分が来訪した時は母と祖母、イツ花と 女所帯だったので、小さい頃から「俺が一人だけの男手なんだからしっかりしなきゃ」と進ん で薪割りやらなにやらの力仕事を引き受けるような子です。その辺の気性が「おかあさんに防 人」の進言に現れてるんじゃないかなと。しかし実際のところは、掬星の実力に遠く及ばない 自分を歯がゆく思っていて(素質点ママより低いもんな)、常に鍛錬を欠かさない生真面目さ もあります。  大江ノ捨丸が問題発言をして消えてしまった後、計都から大江山の出来事を聞かされていた 掬星も六連も考え込んでしまいましたが、豊穣種青梅線様のほんわりした控えめなお人柄と、 生前の言葉に心惹かれた六連は、交神前から「是非ともこの方に」と大変に乗り気でした。し かし、何しろ計都→芯が強く快活、掬星→真っ直ぐな性格で曲がったことは嫌い、イツ花→バ ァーン!という女ばかりの環境で育った六連にとって、勿論外の女性と会話することもほとん どありませんでしたし、こういう穏やかで控えめなお嬢さんと二人きりになるなんてことは初 めて、不幸なことに大変に純情一途な性格であったこともあり、交神に際しては実に初々しく たどたどしい、見てるほうが赤面したくなるような感じになりました(笑)。  お嫁さんの方は、六連のこういう実直で純情な性格に好感を持ってくださったようですが、 六連の方はといえばお嫁さんのことが本当に心底好きで好きでたまらないものの(笑)、自分 に比べて戦いの経験にしろ力量にしろあまりにも上手であるということはすぐに察したので、 「自分はまだまだ修行が足らない」と痛感することになりました。なので、「今度再びあなた にお会いする時は、あなたに相応しい男になっていられるように頑張ります」と大変生真面目 なことを言って別れました(笑)。  その後ボス鬼や髪を相手に奮戦し、正直氏神昇天は厳しいかな…という親の予想を覆しての 氏神昇天。天界でハラハラと見守っていたお嫁さんのもとへ昇り、夫婦仲良く暮らすようにな ります。   「身体の疲れは、休めば取れる。だけど心の疲れってヤツはなぁ…」
月長
月長 つきなが(1023年10月〜1025年4月) 九代目当主 土髪・火目・土肌 指南書右1下3 素質30117点 槍使い 奥義『月長万歳殺』『無敵陣月長』の創作 氏神名『北辰太師』(土神)    六連と豊穣種青梅線様の子。掬星といい、氏神様との間の子が贔屓顔グラばっかり生まれて くるので大変に喜びました(笑)。芯の強そうな口元はお母さん似、深紅の瞳と切れ長の瞳は 曽祖父である列島八千矛様のものじゃないかと思います。クセの強そうな髪質は六連譲り。  この子の名前を決める際、折角だから掬星みたいに氏神様にちなんだ名前にしたいな…と思 って、「石神前」という駅(豊穣種青梅線様ご実家は、青梅線の駅名を順につけていくという プレイ上の縛りがありました)には何があるんだろと調べてみたのですが、「石神」という名 前のとおりイワナガヒメを祀った神社があるようでした。しかし北辰家でのプレイ縛りは「天 体もしくは天体に由来するものの名前をつける」なので、鉱物で天体の名前を持ったものは何 かないだろか…と色々考えた挙句、髪の毛が金色であることからムーンストーンの和名「月長 石」から拝借して「月長」。月長石は間違いなく「月長/石」ではなくて「月/長石」なんで すけど、そこはそれってことで!(え)  月長は来訪時には特にイツ花のコメントはなかったものの、進言内容は随分とバリエーショ ン豊かです。「父に武人、防人」は勿論あるんですが、「矛折り」「夢子」「陽炎」など相手 の戦力を減じたりこちらの戦力を増強したりする系が多い。あと回復の必要性あり、という状 況になれば即座に「お地母」「万金露」を進言してくるので、この辺「常に後ろから討伐隊の 動向を見守り、的確な援護をしてきた」という母神様の判断力の高さ、思慮深さが出ているよ うで親バカ全開で喜んでいました(笑)。あと進言の2つ目にかなりの頻度で「六連落雷撃」が あり、「天狼大風車」じゃないあたりお父さん子なのかなとも思えて微笑ましいですv  素質そのものもかなり伸びまして、六連が1位になった体の火自慢も程なくして月長が抜きま した。しかし六連とともに挑んだ四ツ髪戦では、陽炎がMAX近かったにもかかわらず四ツ髪にぶ ん殴られて体力が残り2桁になる惨事になりまして…危なかった(滝汗)  四ツ髪に挑んだ前の月、月長は元服を迎えて交神していました。父は年齢が年齢であるから、 ともに討伐に出られる刻もそう長くはないであろう、父のためにもわが子のためにも頑張らな ければ…とはやる心が出てしまった結果だったのではと。危うくわが子に逢えなくなるとこだ ったじゃないか;;;  その翌月の8月、健康度が下がった六連に娘の夏日を託して、月長は薬を飲んで(タフだな…) 単身選考会に出場。見事優勝し、剛槍山嵐を勝ち取って帰ってきました。  娘の夏日とともに討伐に赴くようになってからは母神様の素質ゆえか、技風が急上昇。技火・ 風が800後半、技水・土も700台で技力572点でした。日下部家では500点越えそのものがレアだ ったのに(笑)。ただ、体力は750点そこそこという感じです。  末期の台詞は娘への真摯な想いが込められているようで、ジーンときました。ちなみに交神 相手が常夜見お風だったのは、この神様が結構素質にバラつきがあって、徐々に素質を上げて いった御鏡ではこのバラつきはちょっと…ということになったからでした。一足飛びに奉納点 が高い神様と交神する分には、多少バラけても惜しくないかなと(笑)一度交神してみたい女 神様だったので…。  交神相手にお風を選んだのは、当時髪狩期に入ろうとしていて、あれこれ不穏な話が耳に入 って来るような時期だったからでした。見えないものを視るこの神が、自分の中に何を視るの だろう――そんな思いからでした。お風は「お前は風(母神様&祖父に当たる鎮守ノ福郎太) に守られている」と言いましたが、高位神である自分に全く物怖じすることない月長には新鮮 な思いを抱きました。「面白い」という印象を持った月長と、無邪気に自分を慕ってくる娘・ 夏日の存在が、数十年単位で笑ったことがないクールビューティ(笑)・お風の心を動かしま した。月長の方も、飾らない物言いをしてくるお風には好感を持っていて、氏神昇天した後は ラブラブというよりは銀婚式ぐらいの夫婦のような間柄として、天界でちょっとした話題にな りました。ほとんど表情が動かないお風が、月長や夏日の前では楽しげに笑ったりするので、 108神は何事かと思ったようです(笑)。   「朱点の首を取って、俺の分まで何倍も生きてくれ」
微妙に準備中
夏日 なつひ(1024年8月〜1026年2月) 十代目当主 土髪・風目・風肌 指南書左2下5 素質34512点 薙刀士  氏神名『北辰観音母』(風神)  月長と常夜見お風の娘。『賢そう』とのことだったので、お風から高等教育を叩き込まれた のではと思います。名前は火星の古い呼び名から。夏生まれなので。  元服までは能力値の伸びが割とゆるやかな大器晩成型。鏡返しの発動率は多くも少なくもな く、取り立てて印象に残らない程度でした。奥義の進言も多いですが、どちらかと言えば後ろ から術を使う進言を好んでいました。矛折り、夢子、陽炎の多用に加え、真名姫、凰招来、不 動明と言った攻撃系の術の進言も頻繁でしたが、前に出て刃を振るう進言が少なかったので、 「賢い」とイツ花に言われたように冷静な判断のもと、自分は父上を後ろからお守りするのだ、 と援護に徹していたようです。  交神は『自分の弱いところを補ってくれるように』という希望から月光天ヨミを希望。交神 から戻った直後に父から当主を引き継ぐと、緩やかだった技火・技風が急上昇。技風はは最終 的に900を越え、他の技も平均的に700を越えてきました。このあたりはお風から受け継いだ要 素なのだろうと思います。夏日に走竜ノ薙刀を装備させてみたら、とにかくえっらい強くて驚 きました…髪に3倍ダメージは伊達ではなかった、槍男二人でヒイヒイ言ってた髪狩がうそのよ うに。父・月長と挑んだものを含めると、夏日がその薙刀で狩った髪は実に5本。親的には『髪 狩姫』と呼んでます。髪狩の戦歴のためか、成長終了しました。  賢いとの言葉どおり技力は最終的に537まで伸びましたが、お風の低い体の水の影響が出たら しく、体力は月長を下回る724点でした。しかしそれをものともしない強さ。末期の言葉は、さ らに厳しい戦いへ身を投じることになる息子への手向けのように思えました。  勝気な印象の顔立ちですが、実は生粋のファザコンです(笑)。父>>>(越えられない壁) >>>交神相手、という感じなので、ヨミとは穏やかにつつましく、円満ながらもどことなく 絵巻の中のような現実味の薄い感じ感じでした。ヨミの方は、物怖じせず利発な夏日に対して 好感を持っていたんですが、夏日の方はあくまでも「交神相手は交神相手、父は父」と割り切 ってました(え)  下界へ降りる時、母のお風が最後に「もう一度そなたに触れさせておくれ」と名残惜しげに 自分の顔を触れていた記憶をはっきり持っており、「そなたを助けることはせぬ。しかし見捨 てることもせぬ」と母から言われた記憶も手伝って、鬼達の不穏な台詞を受けながらも自分を 見失うことなく髪を狩り倒した女傑です。   「つまらないことでいつまでもくよくよするのは馬鹿よ。後で役に立つ悩みなんて、 そうそうありゃしないんだから」
 
11〜15代目へ 初代〜5代目へ 北辰家系図へ 『俺屍部屋・文字置き場』へ