<初代の孫たち(3世代目)>
つかさ つかさ(1019年1月〜1020年7月)
土髪・風目・水肌 指南書右1上1
剣士
奥義『疾風剣司』を創作
燐の息子、
初代当主の初孫。
河童の河太郎の息子(笑)。ほにゃんとした口元はその名
残なんでしょうか。かねてよりの憧れの君、東風吹姫様と交神したものの、生まれたのが何
故か
モヒカンでした…(笑)。
まだプレイ始めて間もなかったから、遺言書き止めんの忘れた…orz
初代の初孫、ということでまだ呪いの記憶も新しい時分だったため、似ても似つかない異
相の息子・巌の来訪は司にとっては(プレイヤーにとっても)衝撃的でした。
そのため、鬼の呪いのためではないか、と巌を疎んじ、2番目に授かった
昴の方ばかりを可愛
がっていました。この顔+東風吹姫=モヒカンはどう考えても出てこないよな…。教育的指
導という名目で、巌に来訪間もない頃から折檻同然の指南をし、イツ花にしばしば止められ
ていました。
可愛い顔なのに黒い設定つけてごめん(汗)
尊 たける(1019年7月〜1021年2月)
3代目当主
風髪・土目・風肌 指南書左1下5
薙刀士
慧の第1子。緑の髪が黒髪に見えて、何か日本の神話の人っぽかったので『たける』。
偉そうな名前でしたが特にこれといった見せ場もなく、あまり討伐先での記憶が残って
いない当主様。予期せぬ双子が生まれたため、当主就任後はほとんど討伐隊に参加して
いなかったせいかもしれません。
兄・司の第1子、巌の能力が抜きん出ていたことについては、尊はかなり早い段階で見
抜いていました。巌は父親に愛されなかったことでだいぶ屈折した性格になってはいまし
たが、尊にとってもまだ初代の呪いの記憶が生々しいものだったので、一族を率いるため
ならばむしろそのくらい強くなければならない、と判断しました。しかし、司の気持ちに
も配慮して、司が生きている間はそのことを口にせず、巌を後継にと公にしたのはかなり
晩年になってからでした。死ぬ間際の言葉も、呪いというものを生々しく感じていた彼ら
しいものだなあと思います。
「一歩でも 後じさったら、そこには 死神が立っている――そう思え」
忍 しのぶ(1019年9月〜1021年8月)
水髪・風目・風肌 指南書左3下3
薙刀士
奥義『双光忍斬』を創作
慧の第2子、
尊の妹。耳が何だかケモノっぽいのは、パパが十六夜伏丸だからなんでしょう
か。兄の3代目当主尊が予想外に双子を設けてしまったため、
輝燐の指南をしてたらちょっと
不満爆発しそう(忠誠79。まだ大丈夫な段階だったはずだけど、90以下にしたことなかった
んで…)だったので、ヒヤヒヤしてた(笑)。一族最長寿、1歳11ヶ月まで生きました。どう
頑張っても2年にはいかないんだよなー、私のデータ。
長生きだったこともあり、本心をほとんど明かそうとしなかった
巌の内面について知ってい
る数少ない人の一人。巌は、本当は愛し愛されることを望んでいるであろうことも何となく分
かっていましたが、近寄ろうとすれば近寄っただけ遠ざかるという反応が返ってくるだけで、
忍の気遣いは一方通行のままでした。そんな巌のことは痛ましくて放っておけないと思ってい
たし、巌を苦しめる原因であり都の人間から偏見の目で見られる呪いというものには心底嫌気
がさしていました。こんな血を繋ぐ意味があるのか、と一族で初めて交神を拒絶した子です。
…というわけで死ぬ間際の台詞とは微妙に食い違っていますが気にしないで下さい(え)こ
の時期に神様にたいしていい夢もへったくれもねえもんだ。
『水影ノ五ツ華』で光留が来訪した時期は実は彼女はまだ存命してました。構想段階では光
留への厳しい指導をする巌をいさめるのは彼女の役回りだったんですが、ほどなくして死んで
しまう+彼女は光留よりも巌との繋がりのある子で話が間延びしてしまう、という理由で登場
させていません…すまなかった(汗 私の描く話(特に日下部)では往々にしてこういうこと
がよくあります。
「神様…いい夢をありがとう…」
<4世代目>
巌 いわお(1020年2月〜1021年10月)
4代目当主
風髪・水目・風肌 指南書左1下1
薙刀士
司の息子。
モヒカン。始めてまだ4代目でこの顔のインパクトたるやそれはもう(笑)。
そんなわけで、腹をくくって(謎)当主にしてみました。パパの司がほにゃんとした顔の童
顔少年でママが東風吹姫なのに、どこをどうまかりまちがって出た顔なんでしょうねコレ。
0歳0ヶ月の文字の上には、ガンたれ顔が…(しかも
片耳ピアスかよあんた)。しかし、見
慣れると中々肝の座った面構えなので、何か気に入ってしまった(笑)。
ゴツい見た目に相応しく巌という名をつけましたが、私の中での第一印象が
『ジェロニ
モ(サイボーグ005)』だったため、通称はジェロニモ。赤い頭で顔黒だったら、巌なん
てマトモな名じゃなく
『零零五(←これで無理矢理ジェロニモと読ませる)』になって
いるところでした(待 て)。
印虎ひかるとの間に
息子(光留)を一人もうけましたが、何故かこの息子は美少年だった
ため、ちょっと安心しました。もっとすげえのが出てくるのかと思ってドキドキしてたよ…
(笑)。遺言がはまりすぎてて笑いましたが、出来上がった設定はだいぶ暗いものになりまし
た。
まだ角が生えてたり顔に模様があったりという子は生まれておらず(どっちにしろ日下部で
は戦化粧扱いなので模様は問題なし/
忍の耳の形も、親神である十六夜伏丸の血が出たのだろ
うということで特に問題にはなりませんでした)、父親は初代の孫で見ての通りのの童顔。母
親は東風吹姫という組み合わせから生まれてきた巌は、来訪当時から疎まれていました。まだ
朱点童子の呪いの記憶も新しく、そこに生まれてきた似ても似つかないいかつい息子。鬼の呪
いの故ではないかと父親からその異相を気味悪がられて折檻同然の指南を受け、体も異様にで
かかった(2mこえてた)ので都の人間からも恐れられました。
そんな彼なので自分自身の境遇を早々に諦めきって達観しているようなところがあり、強さ
だけが全てで他には何も必要ない、と考えています。しかし印虎ひかるを交神相手に選んだの
は『異相であるから』という理由(当時日下部にはまだ火肌がいなかったので、かなり黒い肌
を持つ彼女は異相に見えたのです)。異相の自分には異相の神が相応しい、ということで、こ
の辺には自分自身への嘲笑めいた部分があり、かなり屈折した内面の持ち主。
ところが来訪した息子の光留が予想に反して美少年(笑)だったため、息子を一瞥した第一
声は「何だ人並みだな、つまらん」。父親に愛されずに育った巌は、息子にもただ「強くなる
こと」だけを要求し、闇雲に戦う術を叩き込むだけでした。そのため度を越した指南でイツ花
から止められることもしばしば。息子の光留は、一時期自分は父親から愛されていないのだと
思って、後に蓮華の父となる
安積に対して「安積兄さんが俺の父上だったらよかったのに」
と言ったことすらあります。
しかし光留の持つ抜きん出た才を早々に見抜いたのは巌で、光留自身が自分は不適格だと言
うのを全く聞く耳持たずに、御歳4ヶ月の息子を当主にし、自分の愛用の薙刀を託してこの世
を去りました。
これも彼なりにしてやれる精一杯のこと、だったつもりで、ひたむきに自分の言いつけを守
ろうとしている息子に愛着を覚えてはいたのですが、光留が父の思いを知ったのは巌の死後で
した。
結局巌の内面に触れることができる者は誰もいないまま、理解していたのは
忍と
安積でした
が、向こうが理解しているというだけで、心の触れ合いは誰ともありませんでした。イツ花も
父親から疎んじられている巌のことを気遣って極力明るく陽気に接しようと努めていたのです
が、こういう境遇で育った巌はイツ花のことを「下女」だと認識していて、イツ花が親しげに
しようとすればするほど露骨に不快感を示すので、イツ花も諦めるしかありませんでした。
こんな風に一見俺様で周囲の意見を全く聞かないワンマン当主のようですが、屈折した内面
を持ちながら極めて冷静に客観的な事実を見る目も持っていました。後継を安積ではなく光留
にしたのは別に息子への贔屓目でもなんでもなく、安積はサポート役として最適の人物であり
統率者としては光留が最も見込みありそうだから、という理由からでした。実弟の昴に手厳し
い物言いをすることが多かったのは、弟が自分と違って父親から愛されていたことを嫉妬して
いたわけではなく、弟が武人として凡庸だからという理由でした。強さこそが全て、という巌
にとっては、優れた武人とは言いがたかった
昴や安積の姉の
輝燐は価値のない存在に等しかっ
たのです。父親から愛されているのいないの、などという感情は、日下部家に来訪間してから
ほどなくして捨ててしまっていたので、そんな理由では心を動かされることはありませんでし
た。
…おかしいな、蘇芳といいいつの間にこんな暗い設定になったんだろう…(え)ちなみに、
巌の耳にはピアスがありません。御鏡家の豪毅や北辰家の巨門は「親神からの贈り物」という
設定でピアスをつけているんですが、巌に関してはこういう境遇なので、他の二人と区別する
意味でもピアスなしということにしました。
「迎えが来たみてぇだ。おッ、大金星…へへ、予想通りのまぶい天女…」
昴 すばる(1020年5月〜1021年12月)
水髪・風目・水肌 指南書右1上2
剣士
巌の弟。いい男ですが、モヒの弟だけあって結構体格はよさそうなイメージ。野菜全般が
食べられないらしいので、妙に彼の水肌が不健康そうに見えました(笑)。今までみんな遺
言は標準語だったのに、いきなり関西弁
(しかもかなりとってつけたような)をしゃべ
ったので驚きました。一人だけ口調違ってたのかな、家でも。誰の影響だ?母神の由良さん
はそんなんじゃないはずだけど。
巌とはうってかわって並みの外見だったため、安心した父親の
司から大そう可愛がられて
育ちました。ですが、本人は明るく朗らかで周囲の雰囲気を敏感に読み取るという性格もあ
って、似ていない3ヶ月年上の兄が自分とは違って父親から冷たくされていることにも幼い
うちから気づいていました。それゆえに兄に対して申し訳ないという気持ちが常にあり、兄
に強く意見することができないでいました。兄が光留に厳しい指南を科しているのを目の当
たりにしていてもそれを止めることができない自分にもどかしさを感じていました。兄が自
分に対して厳しいのも、自分だけが父親から可愛がられていたからだろう、と昴自身は感じ
ていましたが、巌の項目で述べたように巌がそうしていたのは、たんに昴が武人として凡庸
だから、という理由でした。
結局兄弟の溝は埋まらないまま巌は死を迎え、昴は遣り切れない思いを抱えたまま交神に
臨んで
冬夜を授かりましたが、幼少期の冬夜は大変やんちゃで天真爛漫な性格だったので、
そんな息子に救われる部分も多かったようです。
「もう戦えないのなら仕方ない…ほな、さいなら」
輝燐 きりん(1020年10月〜1022年6月)
土髪・土目・土肌 指南書左2上3
薙刀士
尊がもうけた双子の一人。
安積の姉。ハツラツとしてカワイイ女の子だったんですが、予
想外の双子だったのと、安積の方が能力は高かったのとで交神は無し。実は年譜を見返して
みると
梁来訪時にはもうこの世にいなかったりするわけなんですが、『華、薫る』では人数
が少なすぎてしまうのと
(この当時の自分は何考えてプレイしてたんだ)、生前の安積
を知る人間がもう少し欲しいということで登場してもらいました。しかし安積とそろって遺
言書き留めるの忘れました(^^;
物静かな弟の安積とは対照的に、幼少期から天真爛漫な性格。しかし、鬼狩りの能力に関
しては安積に大きく水をあけられていました。内心の焦燥を知られまいと明るく振舞ってき
てはいましたが、父の後を巌が引き継いでからは「日下部には強い者しか必要ない」と自分
自身の鬼狩りの能力のなさを否応なしにつきつけられて悩み、巌の死後のことになりますが
交神を安積に任せて自分は辞退しました。
ところがその安積は娘の
蓮華をもうけてから程なくして討伐先で落命(実際のゲームデー
タでは死んでません)。交神していなかった自分が死んだらよかったのに、と、輝燐はショ
ックを隠せませんでした。蓮華にはまだ父親が必要なんだからとイツ花に反魂を申し出まし
たが、「親が子を引き戻す以外には認められていない」と断られ、子を遺した安積が死んで
自分だけが生きてしまったことに生涯負い目を感じていました。
そのため、
光留の息子・
梁が来訪した折には、自分では安積の代わりは務まらないか
ら梁の指南を任せて欲しい、と言って光留に討伐に行ってもらい、自分は家に残って梁の指
南を二ヶ月間行いました。鬼狩りの能力という面では凡庸でしたが、教えることが上手な先
生タイプ。
また、蓮華の心の傷が癒えてからは、年上の同性として相談に乗ってあげたりもしていま
す。
安積 あづみ(1020年10月〜1022年6月)
土髪・?目・土肌 指南書右1上3
薙刀士
奥義『安積猛毒刃』を創作
輝燐の双子の弟。似ても似つかぬ顔(笑)。温和で常にニコニコしている癒し系好青年。
相翼院で、悪羅大将相手に初めて奥義というものを使ってみたものの、健康度がいきなり
減ったので、初の戦死者になるんじゃねえかと一人合点してヒヤヒヤしてました(小心者)。
『華、薫る』ではここで死んじゃったことになってますが、実際は
冬夜の初陣の時のことだ
ったので、交神前の時期でした。戦死じゃなくて寿命は全うしてたわけです。かなり酷い死
に方をしたことになってしまってごめん、輝燐と揃って遺言書き留め忘れてるし…(^^;
『華、薫る』では安積が双光斬と猛毒刃両方を創作したことになってますが、ゲームデー
タでは双光斬を創作したのは叔母の
忍。話の流れ上、奥義の名前が違うのも何だか見た目が
悪かったし、
その説明する頁数も無かった(え)ので、両方とも安積が作ったことになっ
ています。
『華、薫る』では元顔グラに忠実に描こうとしたせいか、微妙に老けた印象になっていました
が、『水影ノ五ツ華』ではただでさえ老成した性格なんだから見た目くらい若くした方がいいと
いうことになり(……)、逆に童顔気味のような印象になりました。
忍とともに、生前の巌の数少ない理解者。ただし、理解しているというだけであって、巌の方
は心を開こうとしませんでした。
幼少期から妙に老成したところがある子で、姉の輝燐が子供らしく天真爛漫に振舞っているの
に対して、姉に遠慮して一歩引くような性格でした。長じるにつれて姉よりも明らかに自分の方
が鬼狩りの能力に優れていることが分かってくると、より姉に配慮して目立つことを控えるよう
になります。
光留が頭角を現してくる前の日下部家では一番の実力者でしたが、本人はあくまでもサポート
役が自分には向いていると思っていました。巌からの厳しい指南のため、幼少時に孤独感に苛ま
れがちだった光留を励ましたり、気づかないところでフォローしたりと細やかな気遣いの出来る
人です。
男子としてはあまり大柄ではなく(170cm想定)、体の線も細くてこの顔立ち、ということで
一見まるで武術の心得がなさそうに見えるんですが、良く見ると首の辺りや手や腕の造りはしっ
かりしている、という外見設定になっています。北辰家の禄存とあわせて、拙宅の中で一番「脱
いだ時のギャップが激しい息子」だと思っています(笑)脱ぐと凄いんです(うちの息子は全員
そうだろ)
光留にとっては、安積は兄とも父親とも思える大事な人でしたが、安積は討伐隊を生かすため
に奥義を放ち、討伐先で凄惨な死を迎えました。勿論安積自身だって死にたくはなかったし、幼
い娘を家に残してきたことも気がかりでしたし、自分の死は間違いなく討伐隊の光留、
冬夜に
とってショックになるだろうということも分かっていました。ですが、安積自身はその時既に致
命傷を負っていたし、現状を打破できるのは彼の持つ奥義だけ。優れた資質を持つであろう光留
はまだ第1子(
梁)の来訪待ちという状態、冬夜も年若く元服すらしていませんでした。
自分のすることが、遺された者達にとって残酷な結果をもたらすであろうとわかっていなが
らも、ここで全滅するよりは一人でも多く生きて帰ることこそ先決――絶体絶命の状況でも、
そう判断できる冷静さも持っているのが安積でした。
しかし、命を縮めるほどの負担を身体に強いる奥義を、瀕死の状態で使ったりすれば確実に
命がないことは安積も当然覚悟していましたが、使った後の自分の体がどういうことになるか
までは流石に予想できないことでした。瀕死の体ではその強大な負荷に耐えることができず、
全身の皮膚が裂け文字通り「変わり果てた姿」となっての帰還になってしまったわけです。最
愛の父親の無残な姿を見た蓮華は、ショックのあまり心を閉ざしてしまったのでした。
ちなみに。交神ではナニごともない日下部家にあって、安積は交神相手といい仲になった数
少ないケースです(解放とかのいきさつがあった場合は別)。相手の春野鈴女が、見るからに
癒し系なオーラを出してる安積に一目ぼれし、ほのぼのした関係を築いていました。それゆえ
に、安積の死後父の死を受け入れられずに鬼側へ傾倒しかけた蓮華のことを、両親ともにとて
も心配していました。蓮華をこちらへ引き戻すことができたのは、梁の奮闘があってこそなの
ですが、鬼に引き寄せられた蓮華のもとへ梁を導き、助けたのはこの二人でした。