御鏡一族の系譜(17〜18世代目)


 御鏡家の系譜です。2回目プレイなので、結構詳細に記録してます。画像が表示されないのは、まだ描いてないだけ(痛)なので、そのうちつけます。

<17世代目>
仲蔵
仲蔵 ちゅうぞう(1039年1月〜1040年6月)28代目当主  風髪・風目・土肌 指南書左2下3 槍使い  氏神名『西海ノ御鏡』  華枝の息子。角刈りの容貌がなんか任侠っぽかったんで、『プリズンホテル』の仲蔵親分に ちなんで仲蔵。しかし原作の親分は、巻が進むにつれてシブい漢からただのギャグキャラにな ってしまって個人的に残念な感じだったので、もうちょい真面目に名前つけてやればよかった な…と今更のように思います(笑)。  イツ花談『広いおでこの賢そうなお子様です』。まあ、見るからに広いけど(笑)。若干3 ヶ月にして、体力800、技力300を越すという驚異的な値を弾き出しました。技水および風自慢、 初の心の風999。  そんな彼ですが、5ヶ月目で挑んだ二ツ髪戦で野分をまともにくらって吹っ飛ばされてしまっ た苦い経歴があります(笑)。日下部家のの例があるので、今回はそんなに慌てませんでし たが、戦闘後戻ってくる時凄く気まずそうだな。  体力は結局900近く、技力も450超えました。しかし、これだけ頑丈だったにもかかわらず、 僅か1歳5ヶ月で急逝。結構素質はバラついてたはずだったんだけどな。  穏やかで誠実、思慮深い性格ですが、体力自慢だという事実から身長186cmのバッキバキの筋 肉質という設定になりました。若かりし頃に野分で不覚を取ったことは、彼の人生の汚点なの で触れないでやってください(笑)。  下の世代からの人望も厚く頼りにされている当主様でしたが、御鏡家は華枝が当主だった辺 りから内裏の権勢争いに巻き込まれるようになりました(御鏡家が身辺警護などで交流のあった 貴族と別の貴族の閥同士の対立が酷くなり、相手側から敵視されるようになったとかそんな感じ です)。思慮深く聡明だった仲蔵は、御鏡家が呪いつきで見た目からして異様であること、一歩 間違えればすぐに排除の対象になりうることも十分に承知していたため、一族が不利な立場にな るようなことがないようにと立ち回っていました。自分の後継に、幼いうちから利発さを見せて いた8ヶ月年下の漣丸を選んだのは、現状を切り抜ける能力があると見てのことです。  氏神昇天後には、後の世代の緋那・光透美と交神し、それぞれの間に娘を1人もうけました。緋 那には誠実に接し、闊達な気性の光透美には好感を持っていたため、光透美が氏神として昇天して きた後に夫婦になりました。 「誰か俺のこと、『忘れない』って言ってくれ…」
ただいま準備中
純迦 すみか(1039年3月〜1040年11月) 火髪・火目・土肌 指南書左2下4 壊し屋  外道丸の娘。下諏訪さんの子なのに、体の水がさっぱり伸びませんでした。特技は天ノ羽 槌装備にもかかわらずの空振り(痛)。技火・水はかなり伸び、技力も400超えたはずなん ですが、とにかく攻撃が当たらない&体の水だけでなく火の素質も今ひとつ、ということで、 プレイ上の事実としては今ひとつパッとした印象のない子でした。  この子の息子があの湧弥であること、湧弥の師匠的位置づけになるのが後述の漣丸になる ということから、純迦と漣丸は恋仲だという設定ができました。自分自身の武人としての能 力の低さと、6ヶ月年上だということから二人がはっきりとお互いの感情を確認しあうことは なく、純迦は漣丸への思いを抱いたまま交神しました。そんな純迦の思いを汲んだかのよう に、生まれた息子・湧弥は漣丸に似た面差しの持ち主でした。素質面でもずば抜けていたた め、彼女は息子を漣丸に託し「ありがとう」と言って命を終えます。武人としては今ひとつ でも、家族はそんなこと気にせず温かな輪を作ってたんだろうな、と思わせる最期の台詞に ジーンときました。 「ありがとね、みんなホントにありがとね」
ただいま準備中
漣丸 さざなみまる(1039年9月〜1041年3月)29代目当主  水髪・水目・土肌 指南書右3下5 踊り屋  蒼霞の息子。梵ピンが親神であるだけあって、かなり後までコンスタントに10こずつ体 の火が上昇してくれました。蒼霞ほどの体力自慢ではありませんが、高い体の火にものを言 わせて討伐先では露払い的な役回りでした。技力も400以上あったので、術による攻撃も頼り になる当主様。  水髪水目ですが、金属的な輝きを持つ薄い青、という外見設定。幼少時から利発で、華枝 に引き続いての舞手でした。仲蔵を兄のように慕っており、後継を託された後は仲蔵がした ように一族の現状維持のために立ち回り、つけいる隙を与えませんでした。 6ヶ月年上の純迦とは恋仲でしたが、お互い好き同士であるということは分かっていながら、 純迦がの方が6ヶ月も年上であること、それに自身の武人としての能力の低さへの後ろめた さから最後の一歩を踏み出そうとしなかったので、深い仲へ至ることはない二人でした。し かし、純迦が漣丸への想いを抱いたまま交神して生まれた湧弥は、彼女の想いが結実したか のような天才っぷりを幼少時から発揮。純迦から舞手の手ほどきをしてほしい、と託されて 実の父のように接しました。  湧弥の持つ資質は、舞手はもとより統率者としての面が突出していたため、漣丸は湧弥が 幼いうちから参内する際に同行していました。その段階で既に彼を自分の後継と見定めてい たので、早いうちに自分達にとって鬼よりもある意味たちが悪い「敵」を見せておきたかっ たからです。湧弥は師である漣丸の意図を汲み、長じてから恐るべき手腕を発揮して一族の ピンチを脱していくことになります。  漣丸の交神相手は片羽ノお業でした。先にも述べたように、自身には想い人がいたものの、 その相手との想いが成就することはなかったため、遺伝情報を望んでの交神でした。朱点童 子はお業の子供だろう、ということを察していた漣丸は、朱点童子と同じ要素を一族に取り 入れて血の強化をはかろうとしたのです。  …こんな設定が固まった後に漣丸の遺言がコレ↓であることを思い出したのですが。なん というか、見なかったことにしました(え)    「迎えが来たみてぇだ。おッ、大金星…へへ、予想通りのまぶい天女…」
ただいま準備中
輝羅々 きらら(1040年1月〜1041年7月) 土髪・水目・土肌 指南書右3下1 槍使い  幸正の娘。どう見ても娘の方が年上に見えるな…(笑)。「耳の穴の形が父君そっくり!」 と言われたんですが、父の耳んとこのぽわぽわしたモミアゲが似てるといえば似てる…かも (耳じゃないだろそれ)。  素質棒グラフでは技火が強そうに見えましたが、パラメータではカラーの通り技土の人。 氏神の芹那が母親なだけあって、体の火はべらぼうに伸びたんですが、体の水、技力はどう も伸びなやんでました。前に出るにはちょっと体力に不安があったんで、ドーピングを施し てみたところ、主戦力として大活躍してくれるようになりました。氏神候補になったので、 気に入り娘だったこともあり、別メモカに保存。  後の世代の璃子は、同じ顔グラでも髪の毛の白い部分は『髪飾り』という扱いなのですが、 輝羅々の場合は『飾り毛』ということになっています。この部位だけが明らかに質が異なる 白くて柔らかな毛で覆われているという特徴を持つ子でした。幼い頃はこの白い毛が嫌いだ ったのですが、長じるにつれて「これも自分の一部なんだから」とむしろ気に入るようにな りました。  リアルタイムプレイの段階では、長身のハスキーボイスでカッコイイお姉さん…というこ とを想定していたのですが、実際に聞いた声が随分と可愛かったのでびっくりした記憶があ ります(笑)。璃子は甘えん坊のお姫様気質なので、もっと可愛い系の顔になりますが、輝 羅々の顔立ちは姉御っぽい勝気な印象だと思ってます。  面倒見がよく、特に美苑美晴からは実姉のように慕われていました。自身が元々「飾り 毛」という外見的な要素でコンプレックスを持っていたので、物凄く広がる髪質を気にする 美苑のよき相談相手でした。      「今度生まれてくるときも、今日みたいに天気のいい日がいいな」
ただいま準備中
雷覇 らいは(1040年4月〜1041年9月) 火髪・風目・火肌 指南書右2上1 大筒士  静夜の息子。何考えてんだかよくわからない天然な人だそうです。雷電さんに大らかに 育てられたのでしょうか。実は仲蔵とは、親子ほど年の離れた母違いの兄弟ですが、華枝 にしろ静夜にしろ雷電さんの大らかな気性と遺伝情報からお相手を選んだので、取り立て て雷電さんがモテモテだったというわけではありません(笑)。  4ヶ月でこの当時あった全ての術を習得するなど、静夜に似て素質の高さを見せてくれま した。また、4ヶ月にして体力800を越して、骨太そうな見た目のとおりの打たれ強い子に なりました。仲蔵といい、雷電さんの子は本当に頑丈だな。最終的には、一族初の体力900 点台の大台に。ただ、仲蔵と違って技力は300いくつどまりだったので、どちらかと言えば 体育会系であったのだろうと思います(笑)。  かわいい双子の娘を授かってメロメロになり、それはそれは幸せな晩年だったようです (湧弥が100質でちょっと触れてましたが/笑)。1歳1ヶ月の時に双子の片方の指南のため 家に残ってもらいましたが、忠心が全く下がっていなかったのが印象的でした(笑)。一族 の中で唯一関西弁使い(京の話だろ、これ)。    「もう闘えないのなら仕方ない…ほな、さいなら」
<18世代目>
穂積
穂積 ほづみ(1040年7月〜1042年2月) 風髪・風目・水肌 指南書右3下6 剣士  仲蔵の息子。風髪に覆われた水肌が随分血色悪く見えるなあ、というのが第一印象だった んですが、ほんとに体力がなかったです…(汗笑)。交神のまわりの関係で、一月下の湧弥 と同時に初陣を迎えました。湧弥は元々ずば抜けた素質の持ち主でしたが、穂積は体力も技 力の伸びも今ひとつ。しかしそれを補って余りある『燕返し』の発動率(笑)。多分3回に1 回くらいの割合でコンスタントに発動していたと思います。  剣士のくせに何故か下がりたがるという非常に困った気性の子でもありました…そんな行 動をした剣士はお前以外に知らない(間合いが短いくせに後ろで何をする気だ)。とにかく 打たれ弱くてたすき装備が必須な彼でしたが、ひっそりと体の火の値は高かったのでダメー ジも大きく、攻撃面では頼れる存在でもありました。氏神候補になるも、ヘボすぎる体の水 の値が災いして昇天はありませんでした。  この時期の御鏡家は、既に内裏の権勢争いに巻き込まれていたため、自分の父親である28 代目の仲蔵や29代目の漣丸があれこれと立ち回っているのを穂積も知っていました。どちら も何も言わなかったので、一族はみんな「当主様が自分たちのために外を相手にしてくれて いる」とは認識しているものの、裏で行われている高度な政治的駆け引きやらなにやらとい うことを知らないままでした。  穂積は父親譲りの武人としての高い素質を持っていながら、生来病弱な体であったこと、 そして気が優しすぎるために戦にどうしても慣れられない子でしたが、その穂積にとって生 涯の友人となったのが1ヶ月年下で30代目当主の湧弥です。湧弥は幼い頃から恐ろしく利発 で、自分のするべきことはするべきこと、とスパスパ割り切って行動し、穂積が我慢してる なと思えばすっと寄ってきてそれとなくフォローするような子供でした。穂積にとって湧弥 の存在は支えであり、早々に次期当主と言われていた湧弥にとっても、幼い頃から変わらず 仲良くしてくれる穂積は特別な存在で、二人は強い信頼関係で結ばれていました。  当主を引き継いだ湧弥が、先代・先々代以上に、一族のためにけして綺麗ごとでは済まさ れないことに手を染めているのを知っていた数少ない人物(もう一人は湧弥の実弟の景憲。 最終的には一族全員が知ることになりますが)。  湧弥は、討伐に出ている時や当主としての執務がある時以外は、『外』相手に外出してい ることが多かったですが、家にいる時は必ず湧弥のもとを穂積が訪れて、他愛のない話をし たり碁をうったり連れ立って出かけたり、ということをしていました。  それは穂積としては「家にいる間ぐらい他愛のないことで気を休ませてほしい」という意 図のつもりでしたが、実際のところは穂積の方が、家にあまりいることのない親友とともに 過ごす時だけ安らぎを得ていたのです。穂積自身がそのことに気づいていませんでした。  湧弥の方は、一族のためならば徹底して割り切れる性格だったので、穂積が心配するよう に心を張り詰めているわけではありませんでした。しかし穂積の方は、地獄の蓋が開き過酷 になっていくばかりの戦の中で次第に心の均衡を失っていきました。自分は親友に何もして やれない、戦いは激しさを増すばかりで先が見えない――思い余った穂積は自ら命を絶とう としますが、それを止めたのが湧弥でした。親友に自分の内面を吐露した穂積は、その翌月 に穏やかに天寿を全うしますが、湧弥はさらに翌月遺体すら残らない最期を遂げます。  上述のゲーム上の事実とこの末期の台詞で、穂積の設定が完全にかたまりました。 「体の疲れは休めば取れる。だけど、心の疲れってヤツはなあ…」
湧弥
湧弥 ゆうや(1040年8月〜1042年3月)30代目当主 水髪・風目・土肌 指南書右3下4 踊り屋  氏神名『御鏡仙人』  純迦の息子。日下部家の飛炎と同様に金翔天竜馬から生まれてきた子だったので、これは飛 炎の生まれ変わりに違いない!!とプレイヤーを一気にヒートアップさせた方。初陣にしてい きなり技力300を越すなど、高い素質を発揮してさらにプレイヤーは有頂天(笑)。技力は600 に届きそうな勢い、技の値も風以外は驚異的に伸び、当時絶大な攻撃力を誇ったハイパー当主。 逆にいえば、風だけはまるっきし伸びませんでした(笑)。彼が当主の時、地獄の蓋が開きま した。  湧弥の存命中に、顔の美晴が双子姉の美苑とともに初の女子ランダム顔として生まれてき て、プレイヤーの熱はそりゃあもう最高潮に(笑)。美晴とは10ヶ月違いますが、年の差関係 なくこの二人は絶対結ばれる運命にある、と親バカの中で確定しました。当然氏神に推挙され たので即行承諾したんですが(笑)、氏神昇天してみれば福郎太よりも奉納点が上で、同じ親 神でも氏神飛炎より遥かに強かったので驚きました。交神時の台詞は「いつも見守っておる ぞ」。美晴を見守ってるんですよね(言ってろ)  湧弥&美晴は飛炎&環と大まかにカラーが逆転しているのも親バカ的に萌えポイントの一つ (……)だったので、湧弥は踊り屋さんな上にこの技力&技自慢ということで頭脳派、美晴は 双子の妹ということで環よりも妹気質なんだろうな…という大まかな設定は既に美晴来訪の段 階でできていました(気が早い)。  ところが、湧弥の寿命月に美晴を大将にしたところ、決勝戦で阿部晴明社中とあたり、「大 将を集中攻撃」されて敗退するという展開になりました。優勝を逃し健康度が激減した美晴を 待っていたのが湧弥の死、という、プレイヤーの妄想を果てしなくかきたてる出来事でした (……)  阿部晴明社中は、美苑と美晴の初陣では湧弥を隊長として決勝戦であたっているため、阿部 晴明社中と御鏡家との因縁、他の一族に比べて群を抜いて凄惨な湧弥の末期についての設定が 出来上がったのもこのことがきっかけでした。あと、御鏡家の舞手の設定が固まったのもこの あたりからです。  熱血漢な体育会系の飛炎とは対照的に、冷静沈着な頭脳派。いつの間にどうやってそれだけ、 と言いたくなるほどの膨大な知識量があります。特に毒物や薬物がらみの知識に異様に詳しい です。陰陽師として陰陽寮にも出入りしていて、陰陽寮でも一目置かれていた阿部晴明の知識 レベルに初めてついていけた人。晴明とも懇意でした。使役する式神は緑の目をした黒猫です。  舞手であった先代当主の漣丸を師とし、漣丸も湧弥の持つ類稀な資質と聡明さを信頼して当 主を託しました。何度か述べたとおり、この時期の御鏡家は数代にわたって内裏の権勢争いに 巻き込まれていて、28代目の仲蔵も29代目にあたる漣丸も、一族が悪い立場に追い込まれるこ とがないよう、とあれこれ立ち振る舞っていました。  この二人の当主は「現状維持」のために振舞っていたわけですが、当主の任を引き継いだ湧 弥は一転して攻勢に出ます。御鏡家にとって邪魔な存在は秘密裏に消したり必要とあらば女性 (または男性)と関係を持ったりと、知略を尽くして着実に御鏡に敵対する勢力をそぎ落とし ていきました。  また、御鏡家に友好的な勢力への御機嫌取りやアピールも欠かしませんでした。本業の舞は もとより管弦の腕も超一流で、特に琵琶が得意。彼の琵琶の音色は、鬼つきの家として蔑まれ がちだった御鏡家の評判を一気に上向きにしました。この行動は息子の正澄に受け継がれるこ とになります。  10ヶ月年下の美晴のことは、手のかかる妹分のように憎からず思っていましたが、彼女の一 途な思いにはかなり早い段階から気づいていました。そのうち湧弥にとっても美晴は特別な異 性という存在になっていきますが、美晴の気持ちがあまりにも真っ直ぐなので、自分はそれに 答えるべきではないとも思っていました。だから自分が死ぬまで美晴の気持ちに気づかないふ りをしようと思っていたのですが、自分の寿命月に出た選考会で、大将の美晴が御鏡に敵対す る貴族側の暗殺未遂に会って昏倒するという出来事が起こります。  湧弥は意識が戻らない美晴に別れを告げ、都の人間には極秘にしていた御鏡家の舞手の力を、 「第3の呪い」(俺屍設定の項目を参照)の存在を承知で人相手に使うことを決めました。舞の 衣装と仮面で顔を隠し、鬼に扮して「出陣」すると、標的はもとより護衛の兵達も体が動く限 り殺傷し、限界を悟った時体を炎で焼き払ってこの世からいなくなりました。その後都は暫く 「鬼」の話題で持ちきりになりました。  残された美晴や美苑、一族達は悲しみにくれましたが、そんな時「湧弥に氏神の資格あり」 という思いがけない朗報がもたらされました。経緯が経緯なだけに本人も周囲も氏神昇天は絶 対にない、と思っていたのですが、彼の意志の強さとその高い知略を評価した昼子が氏神の資 格ありときめたのです。二人の交神は、事情がこういうことであったためか一族全員が心から 祝福し、生まれた娘・麗佳は一族の希望の象徴のような存在になりました。角がある容貌を母 親から嫌がられた光透美を、御鏡家へ養子にと話を進めたのは、氏神になった湧弥です。同人 誌『遠キ異国ヨリ』では、光透美を御鏡へ養子にやった氏神後の姿で、ちょっとだけ登場しま した。  末期の台詞は、いかにも「自分の力で現状を打破してきた」という彼らしいなと思います。    「人生なんてお天気と同じさ。悪態ついて止む雨はないし、お世辞で差す光なんてな いんだよ」
ただいま準備中
梨花 りか(1040年11月〜1042年6月) 火髪・水目・土肌 指南書左3下2 壊し屋   漣丸の娘。技火が強く出たのは梵ピンの力が遺伝したのかな。技力はさっぱり伸びませんで した(笑)。体力にもやや不安があったものの、攻撃は最大の防御とばかりに天ノ羽槌パワー で敵を粉砕してました。初めての地獄巡りで水虎大将に常夜見をくらい、梵ピンかかった状態 で自分に2回攻撃をして死にかけた経歴があります(笑)。幸い、19万する十全大魔液を一日3 回飲まされて、次の月には復帰しました。  死にたいと思ったこと、ってのは多分、常夜見くらって自爆した時のことじゃないかと思い ます(笑)。1回だけなら死ななかったでしょうが、ご丁寧に自分に2回攻撃しちゃってさぞ恥 ずかしかっただろうなと…プレイヤー的にも、なんかもう「あーあー」という心境でした;  あれ、この子幻灯にうつってない…おかしいなあorz  梨花は片羽ノお業が母親なので、黄川人の妹ということになります。お業は天界に還った後 は正気を取り戻し、梨花を大事に育ててくれました。そんなわけで、梨花は屈折することもな くまっすぐな気性の女の子に成長しましたが、丁度地獄のフタが開いた時の面子だったので、 黄川人と梨花は直接顔合わせしています。  黄川人は梨花が「誰の子」かはすぐに気がつきましたが、「ふゥん…あの人は、あれだけ酷 い目にあっておきながら、まだ子供なんか作る気力があったんだね」と言って、唇をゆがめて 笑い、「まあ、どうでもいいけどねあの人のことは。今、僕は母さんと一緒で幸せなんだから」 と言って立ち去った、ということになっています。「母さん」は勿論お輪のことです。    「生まれてきてよかったと思ったことの方が…死にたいと思ったことより多分2回くら いは多かったよ…」
景憲
景憲 かげのり(1041年3月〜1042年8月) 土髪・水目・火肌 指南書右1下5 大筒士  輝羅々の息子。湧弥とは父神が同じなので実弟ということになるのですが、兄のハイパー ぶりと比較すると、弟は特にものすごい素質、という印象はありませんでした。利発そうと いう前評判の割には体力がよく伸び、初陣の段階で体力に不安のある梨花穂積を一気に抜 き去りました(笑)。術そっちのけで、ひたすらに前に出て全弾発射したがる体育会系。日 下部家のと同じ顔なのに、性格は正反対でした。  授かった娘・香霧が蓮華顔で、プレイヤーを大変に喜ばせてくれたんですが(笑)、景憲 自身も愛くるしい娘を大変に溺愛していたと思います。後に香霧と鎮守ノ福郎太の息子とし て、ランダム顔第1号・寸分違わぬ顔とカラーで見事この世に舞い戻ってくるというミラクル をやってくれました。俺屍マジック万歳。  この時期の御鏡家は、湧弥の項目で書いたとおり、かなり政情的に不安定でした。景憲が 来訪した時、7ヶ月離れた兄の湧弥は当主を引き継いだばかりの頃で、父を同じくする景憲は 湧弥から可愛がられていました。やんちゃで負けん気が強く意地っ張りな景憲も、湧弥の言 うことはよく聞いたので、輝羅々から「あんたは当主様の子供になったほうがいいんじゃな い」と呆れられていました(笑)。  しかし、負けん気が強く湧弥を当主ではなく兄として慕っていた景憲は、長じるにつれて 湧弥がどうやら一人で外――都の人間と対峙しているのを「水臭い」といって怒るようにな りました。他の一族は当主としての湧弥の強いカリスマの前に、「へたに何か手伝おうとし ても、当主様の足手まといになるだけだ」と思わずにはいられませんでしたが、景憲にとっ て湧弥は自分を可愛がってくれた兄であって、その兄が一人で背負い込んでいるらしい、と 言う状況が我慢なりませんでした。  知らないほうがいいこともある、と言う湧弥に対し、まだ元服前の少年だった景憲は「で きることがないからって知らないままでいたくない」と怒りました。湧弥は別段自分が我慢 したり無理をしているつもりはありませんでしたが、「自分ひとりで背負い込むな」と怒り 心頭な弟の単純剛直さが微笑ましくて、わかった、と言って今自分が置かれている状況や、 御鏡家の状況などを話しました。湧弥から気が済んだか、と笑って言われた景憲は真顔で子 供扱いするな、と言い、  「一族のために死ぬようなことだけは絶対にするな。どうにもならなくってもみんなに相 談してからにしろ」とも言いました。  だから湧弥が鬼に扮して最期の「出陣」に赴く際、かける言葉がなくて重苦しい沈黙が漂 う一族の中、一番最初に彼の前に姿を表したのは景憲でした。言ってくる、と声をかけた湧 弥に、景憲は泣きながら、勝手にしやがれ、と答えました。  今考えてみると、政情的な不安が完全に取り除かれたのは湧弥の息子の正澄の代だったの で、景憲が景雅として生まれ変わってきたのは、可愛い娘をそんな中残していくのは気がか りでならなかったからかもな、と思います。そう思うとただの親バカ丸出しな建と一緒にす るのは気の毒な気がしました(え)    「何もない、平穏無事な人生を100年生きるよりも、ずっと楽しかったと思いたい」
美苑
美苑 みその(1041年6月〜1043年1月)31代目当主 火髪・水目・水肌 指南書左1下2 槍使い  雷覇の長女。妹とともに臨んだ初陣は選考会、決勝は阿部晴明戦という中々ハードなデビ ュー戦でした。結果は、みんな死ぬこともなく見事判定勝ち。美晴とともに体力850、技力 300を越え大活躍したハイパー姉妹。技力は美晴の方が上、体力はほぼ一緒でした。  遺伝情報そのものは妹の方が優れていたので、当主就任後に交神は妹に任せ、仁歳家様か ら養子をとりました。  よく似た顔立ちの美人姉妹なのに、髪だけが思いっきり正反対(笑)。美苑はこの爆発し た髪質が何かとコンプレックスで、美晴の艶やかなさらさらストレートヘアが羨ましくて仕 方ありませんでした。また、妹がおっとり内気なので自分がしっかりしなきゃ、と肩肘を張 りがち。  阿部晴明とは2回(美晴は3回)決勝戦で戦っている因縁の相手ですが、阿部晴明社中の総 髪の剣士とは最初険悪だったものの(うっかり彼女の髪形について、火の玉みたいだと口走 ってしまった)、その後色々やりとりがあっていい仲に。  妹の湧弥への恋心を唯一知っていた人物で、妹の恋が成就するのを誰よりも願って地獄で 奮戦するものの、自分達ではどう考えても悲願達成は不可能、ということを悟って絶望します。  湧弥の寿命月、せめて好きな人へいいところを見せてあげられたら、と美晴を大将にと湧 弥に願い出て選考会へと出場。しかし、皮肉にもその選考会で、大将の美晴が敵対する貴族 側の暗殺未遂に会って昏倒するという事件が起こりました。詳細は湧弥の項目で述べました が、美苑は意識が戻らない妹へ最期の別れをしにきた湧弥に「美晴はずっと当主様のことが 好きだった」と告げました。湧弥は「知ってたよ」と答えてそのまま出陣して戻ってこず、 残された美苑以下一族は皆悲嘆にくれましたが、湧弥に氏神の資格があるという朗報に美苑 は飛び上がって喜びました。  願ってもない話だ、と美晴を送り出した美苑は妹の幸せを心から喜び、自身は交神しない ことに。氏神になった湧弥を経由して、御鏡家へ養子をという話があったため、その子(光 透美)の養母になることにしました。光透美の性格は美苑に影響されているところが大きい です。同人誌『遠キ異国ヨリ』 の前半で、肝っ玉母さんとして登場。  妹が幸せになったこと、自身にも自慢の娘ができたことで、美苑にはもう取り立てて思い 残すことはないつもりでした。しかし、美晴に逆に「美苑ちゃんも自分の気持ちに正直にな ってね」と言われ、娘の光透美や周囲の後押しもあって、最晩年に恋仲の相手と数日だけと もに過ごしました。恋仲の相手は、美苑の死後御鏡一族の菩提を弔う、と言って出家してい ます。    「私の使ってた物を一緒に墓に埋めるなんてもったいないコト、絶対しないでちょう だいよ…」
美晴
美晴 みはる(1041年6月〜1043年1月) 火髪・水目・水肌 指南書左2上2 薙刀士  雷覇の次女。この顔が湧弥存命時にまた出てくるとは!前回(飛炎&環)とカラーリングが ほぼ逆なのも運命?(はいはい)最終的には体力800、技力400を越す強い子になりました。  最期は姉と一緒に仲良く逝去。この時期にしては二人して1歳7ヶ月まで生きました。阿部晴 明社中とは因縁の仲で、初陣の夏の選考会では決勝で戦って判定勝ち、大将を務めた春の選考 会では梵ピンがかかった阿部の連中に集中攻撃作戦(……)くらってあえなく決勝敗退。翌年 夏の選考会では再び大将として出場、決勝戦で阿部晴明相手に判定勝ちし、溜飲を下げました。  美苑が勝気という設定だったため、美晴はじゃあ反対で人見知りがちなおとなしい子…とい う設定になりました。また、美苑に比べるとやや精神的に弱い面があるため、不測の事態が発 生すると動揺して冷静な行動が取れなくなります。初陣での選考会の決勝で、阿部晴明と戦っ た際、初めて湧弥の当主としての堂々たる戦いぶりを目の当たりにして、湧弥に一途な恋心を 抱くようになりました。  湧弥の命が尽きる前に悲願達成を、と地獄で奮戦するものの、自分たちでは届かないことを 思い知らされて絶望に打ちひしがれます。湧弥の寿命月の春の選考会では、湧弥に朗報を持ち 帰ることを誓って大将を務めるも、御鏡家に敵対する貴族からの暗殺未遂にあって昏倒。生死 の境を彷徨いました。美晴が意識を失っている間に、湧弥は美晴を狙った貴族を『鬼』に扮し て殺害、そのまま帰らぬ人となりました。意識を取り戻した美晴は、湧弥が死んだことを知っ て酷く悲しみますが、『湧弥に氏神の資格あり』の報には一転して戸惑いました。  喜色満面の(笑)美苑に押し出されて二人は交神に至り、晴れて初恋の人と本当の意味で (強調)(だって飛炎と環はそうじゃなかったんで…)結ばれました。氏神の資格はありませ んでしたが、湧弥が昼子の側近になることを条件に美晴に天人の地位を与えて傍に留め置くこ とを了承させた(昼子相手にも駆け引きをする男)ため、死後は湧弥とともに仲睦まじく暮ら すことになります。  同人誌『遠キ異国ヨリ』では麗佳の母親として前半で登場。美苑の肝っ玉っぷりに比べると、 あまり目立ってはいません(笑)。  …という筋を考えたのに、死ぬ時の台詞がよりによってコレだったのでプレイヤーは大変に 衝撃を受けましたが、もう美晴のキャラは完全に固定されていたので見なかったことにしまし た(待て)よりによってコレかい。美苑と逆だったらよかったのにさ。    「あんたらのしけたツラもこれで見納めだね…せいせいするね」
 
19〜20世代目へ 15〜16世代目へ 御鏡家系図へ 『俺屍部屋』へ